10-e-05
[季節] 晩秋(10月) 行事季題
[季題] 角切(つのきり)
[副題] 鹿の角切(しかのつのきり)
鹿寄(しかよせ)
奈良の春日大社では10月の日曜日と祭日など数回にわたりに神鹿の角を切落すことになっている。
周りを矢来の柵で囲った鹿苑に集められた鹿を勢子が追回して捕らえ数人で押さえつけて鋸で角を切るのである。
これは交尾期を前に気の立っている雄鹿同士が傷つけあったり観光客に害を加えたりするのを防ぐためである。
切り落とした角は春日大社の
神前に供えられる。
鹿の角切の俳句 清月俳句歳時記10月の行事俳句のページです。編者野田ゆたかは、インターネット俳句「清月」を主宰しています。例句は、原則旧仮名遣い・有季定型・伝統俳句です。 [季節] 晩秋(10月) 行事季題 [季題] 角切(つのきり) 鹿寄(しかよせ) [副題] 鹿の角切(しかのつのきり) 奈良の春日大社では、10月の日曜日と祭日に神鹿の角を切り落とすことになっている。 周りを矢来の柵で囲った鹿苑に集められた鹿を、勢子が追い回して捕らえ、数人で押さえつけて鋸で角を切るのである。これは交尾期を前に気の立っている雄鹿同士が傷つけあったり、観光客に害を加えたりするのを防ぐためである。 切り落とした角は春日大社の神前に供えられる。 角切の俳句 角切られ優しき鹿に煎餅を 福島二美 鹿の角切の俳句 角切りや砂塵舞ひ上げ追ふ法師 加納幸子 角切の俳句 角切前鹿用心と掲げあり 橘川 重 角切の俳句 角切りや古き都の太鼓打つ 橋本正勝 角切の俳句 角伐を撮らんと狙ふワンチャンス 堀江桃雀 角切の俳句 角切られ雨が苛む逸れ鹿 西村舟津 鹿の角切の俳句 老鹿は角切らるるを神妙に 野田ゆたか