10-d-40
[季節] 晩秋を主に三秋(10月を主に8月から10月)生活季題
[季題] 薬掘る(くすりほる)
[副題] 茜掘る(あかねほる) 薬採る(くすりとる)
薬草掘る(やくさうほる/やくそうほる)
野生の薬草である茜・竜胆・苦参(くらら)・千振など枯れてしまわないうちに掘り採ること。
又この時期の茜は薬用のほか繊維の染料としても用いられる。
医薬が発達していなかった昔は各家庭で年中行事的に薬草が掘り採られていた。
一般的に生薬の薬効は次の様に言われている。
茜(茜寝)⇒喀血・通経薬・止血薬・神経痛
竜胆⇒腹痛・胃痛・食欲不振・消化不良
苦参⇒解熱・利尿
千振⇒食欲不振・食べ過ぎ・飲みすぎ・二日酔い・消化不良
※「薬狩」は5月5日の薬の日の行事であり別題となる。
薬掘るの俳句 清月俳句歳時記10月の俳句、例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから有季定型俳句・伝統俳句作品を抽出しています。編者は、清月庵 枚方市/野田ゆたかです。薬掘るの俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。編纂者 野田ゆたかは清月庵主[季節] 晩秋を主に三秋(10月を主に8月から10月)季題[季題] 薬掘る(くすりほる)[副題] 茜掘る(あかねほる) 薬採る(くすりとる)薬草掘る(やくさうほる/やくそうほる)野生の薬草である茜・竜胆・苦参(くらら)・千振など枯れてしまわないうちに掘り採ること。医薬が発達していなかった昔は各家庭で年中行事的に薬草が掘り採られていた。一般的に生薬の薬効は次の様に言われているがその効き目の程度は定かではない。茜(茜寝)⇒喀血・通経薬・止血薬・神経痛竜胆⇒腹痛・胃痛・食欲不振・消化不良・苦参⇒解熱・利尿千振⇒食欲不振・食べ過ぎ・飲みすぎ・二日酔い・消化不良5月5日の薬の日に行われる薬狩は別題となる。<例句>茜掘るの俳句 学習の草木染に茜掘る 清水恵山/薬掘るの俳句 山に棲み山の恵みの薬掘る 竹内恵美子「薬狩」は5月5日の薬の日の行事で別題となる。又この時期の茜は薬用のほか繊維の染料としても用いられる。