10-d-14
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[季節] 晩秋(10月)        生活季題
 
[季題] 松手入(まつていれ)
 
[副題] なし
 

 庭園などの松の木の手入れをすること。
 
 新葉が成長した10月ごろ樹形を鋏で整えた後に古葉を手で抜取るなどして風通しがをよくなるように整理する。
 
 庭木のなかでも松の手入れが難しいといわれる。
 
 晴れた日に鋏の音が聞こえてくるといかにも秋らしい。
 
 手入後の庭はすっきりと整い明るい感じとなる。
 

 ※ 剪定←仲春(3月) 林檎・梨・葡萄
などは芽吹く前に手入れをする。
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松手入の俳句 清月歳時記/野田ゆたか遍 haiku noda yutaka saijiki 例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市 有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、インターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 晩秋(10月)生活季題[季題] 松手入(まつていれ)[副題] なし。 庭園などの松の木の手入れをすること。 新葉が成長した10月ごろ樹形を鋏で整えた後に古葉を手で抜取るなどして風通しがをよくなるように整理する。庭木のなかでも松の手入れが難しいといわれる。晴れた日に鋏の音が聞こえてくるといかにも秋らしい。手入後の庭はすっきりと整い明るい感じとなる。※ 剪定←仲春(3月) 林檎、梨、葡萄など芽吹く前に手入れをする。<例句>/松手入の俳句 臥竜松手入れ末端まで及ぶ 舘野翔鶴/松手入の俳句 虚空より日の香降りくる松手入 西ア佐知/松手入の俳句 恩師の師偲ぶ舘の松手入 門田窓城/松手入の俳句 名刹の人目憚る松手入 西村舟津/松手入の俳句 掛声の弾み親子の松手入 松山寿美/松手入の俳句 神苑に長き脚立や松手入 橋本幸子/松手入の俳句 庭の景一変したる松手入 川上真太郎/松手入の俳句 声止んで佳境に入りし松手入 林 雄次郎/松手入の俳句 松手入している子規の邸跡 栗林清瑶/松手入の俳句 屋根上にラジオを置いて松手入 古川春美/松手入の俳句 御三家を偲ぶ御庭の松手入 山田行恵/松手入の俳句 手入さる松に品格法隆寺 保坂道子/松手入の俳句 松手入明るくなりし佛間かな 杉橋てつ/松手入の俳句 夫婦して二人三脚松手入 末森妙子/松手入の俳句 松手入来客の皆仰ぎけり 津田鴻林/松手入の俳句 鋸の宙に光りて松手入 藤田岳洋/松手入の俳句 ゆっくりと流るる雲や松手入 八巻年子/松手入の俳句 松手入明るくなりし狭庭かな 岩間れい子/松手入の俳句 松手入去年の庭師は病むと聞く 前田卯生/松手入の俳句 松手入れ眺め透かして鋏入れ 戸本文雄/松手入の俳句 松の枝手入れ鋏の音長閑 山口広子/松手入の俳句 聳え立つ父祖よりの松手入され 佐藤美和子/松手入の俳句 松手入鋏の音の調子よく 堤千鶴子/松手入の俳句 松手入女性庭師の鋏音 津田喜美/松手入の俳句 大中小脚立いろいろ松手入 森島緋紗江/松手入の俳句 松手入梯子の上に夕べ来る 川崎郁子/松手入の俳句 ジーパンの似合ふ庭師や松手入 清水恵山/松手入の俳句 黙々と夫婦の庭師松手入 池下よし子/松手入の俳句 細波や松の手入れは舟に乗り 池田幸恵/松手入の俳句 父祖よりの伝来の庭松手入 末森妙子/松手入の俳句 大枝に踏んばり神の松手入 野田ゆたか