10-d-07
[季節] 晩秋(10月) 生活季題
[季題] 新米(しんまい)
[副題] 今年米(ことしまい)
今年収穫した米。
早稲種は早い所で7月下旬から出荷が始まる。
米どころ新潟県では中稲種が9月20日ごろにピークを迎え晩稲種は10月いっぱいに出荷が終わる。
新米は水気が多く風味がよい。
新米が出回ると前年の米は古米となる。
新米の俳句 清月歳時記/野田ゆたか遍 haiku noda yutaka saijiki 例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市 有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、インターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 晩秋(10月)生活季題[季題] 新米(しんまい)[副題] 今年米(ことしまい)今年収穫した米。早稲種は早い所で7月下旬から出荷が始まる。米どころ新潟県では中稲種が9月20日ごろにピークを迎え晩稲種は10月いっぱいに出荷が終わる。新米は水気が多く風味がよい。新米が出回ると前年の米は古米となる。<例句>/新米の俳句 新米をお福分けさる集ひかな 松山寿美/新米の俳句 炊きあげし新米まずは神仏に 橘川 重/新米の俳句 新米のずしりと重き宅急便 小川和子/新米の俳句 新米や郷土自慢の幟立て 松岡推月/新米の俳句 新米を供ふ鎮守の神事かな 松葉律子/新米の俳句 奉納の新米三俵神楽殿 長嶺 勇/新米の俳句 新米は湯気まで旨し竈灯り 駒田暉風/新米の俳句 子の作る新米しかと噛みしめる 柏村陽子/新米の俳句 新米と朱文字大きく届けらる 原口澄子/新米の俳句 新米の光沢の粒かみしめる 前田甲山/新米の俳句 新米の炊き上りたる匂ひかな 古川春美/新米の俳句 新米を積みて安堵の吐息かな 前川嘉風/新米の俳句 新米の粥のとろみを病む夫に 保坂道子/新米の俳句 賜はりし早稲新米の艶やかや 山中明石/新米の俳句 一粒も流さぬやうに今年米 久保田昌子/新米の俳句 新米や故里産も店頭に 山口広子/新米の俳句 チャイム鳴り新米ずしり届きけり 鈴木かね/新米の俳句 新米に稲穂も添へて届きけり 杉山春萌/新米の俳句 新米といふ喜びの箸をとる 田中由美子/新米の俳句 新米の脱穀日和なりしかな 木村宏一/新米の俳句 新米が詰まる袋の角立てり 田村公平/新米の俳句 煮え立ちて新米匂ふ喜寿の朝 阿部和雄/新米の俳句 新米の湯気もろともに塩むすび 奥野品子/新米の俳句 新米の新種の香り満つ厨 加藤美津子/新米の俳句 新米や農事愛せし父思ふ 岩井純子/新米の俳句 新米を炊いてすゝめて倖せに 栗林清揺/新米の俳句 藁を焼べ新米一気炊き上ぐる 戸本文雄/新米の俳句 新米を三合炊きてむすびかな 高原洋子/新米の俳句 熊本の新米なりとお福分け 山本とも江/新米の俳句 丹精の兄の新米郵パック 青木菅子/新米の俳句 新米を炊くこだわりの水加減 野田ゆたか