10-d-05
[季節] 晩秋(10月) 生活季題
[季題] 新酒(しんしゆ/しんしゅ)
[副題] 今年酒(ことしざけ) 新走(あらばしり)
その年の新米ですぐに醸造した酒をいう。
近年の新米を用いての醸造はほとんどが寒造りで翌年2月ごろに出荷される。
十分に発酵したものを袋に入れて搾ったうす濁りのものが新走でこれを樽に入れて得た上澄みが新酒である。
▼副題『新走』の例句へ▼副題『今年酒』の例句へ/新酒の俳句 新酒汲むいくさもいきて傘寿越ゆ 西ア佐知/新酒の俳句 菰被なる奉納の新酒かな 稲福昌一/新酒の俳句 モーツァルト聴かせ仕上ぐる新酒かな 石崎そうびん/新酒の俳句 野良灼けの温顔笑みて新酒汲む 清水恵山/新酒の俳句 亡き父と飲み交したき新酒かな 林 雄次郎/新酒の俳句 下戸なるも舌で味はふ新酒かな 福本良子/新酒の俳句 窯出しの猪口に新酒を注ぎけり 渡邉春生新酒の俳句 清月俳句歳時記10月の生活俳句のページです。[季節]晩秋10月の生活季題[季題]新酒(しんしゆ/しんしゅ)[副題]今年酒(ことしざけ) 新走(あらばしり)その年の新米で、すぐに醸造した酒をいう。かつては収穫後の米をすぐ醸造したため、俳句では新酒を秋の季語としている。近年の新米を用いての醸造は、ほとんどが寒造りとなっていて翌年2月ごろに新酒として出荷される。十分に発酵したものを袋に入れて搾った、うす濁りのものが新走で、これを樽に入れて得た上澄みが新酒である。新酒の俳句歳時記 haiku noda yutaka saijiki例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市 有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、インターネット俳句「清月」を主宰しています