09-g-08
[季節] 仲秋を主に三秋(9月を主に8月から10月)植物季題
[季題] 鶏頭(けいとう)
[副題] 鶏頭花(けいとうくわ/けいとうか)
花の色や形が鶏冠に似ているのでこの名がある。
農家の庭などを彩っているのはいかにも秋らしい。
切花として仏花や生花用としても広く親しまれている。
花は真紅が多いが黄色や橙色やその他色の混ざったものなどがあり高さは90pぐらいであるが背の低い小形のものもある。
一年草。12月ごろの霜の降りるころまで咲いている。
その頃一杯つけた小さい実をぽろぽろと零し
零れた実が翌春3月ごろに発芽する。
鶏頭の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか編 仲秋(9月)の俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句など有季定形・伝統的俳句から抽出しています。編纂者は、大阪清月庵主 清月俳句会主宰の野田ゆたかです。[季節] 仲秋を主に三秋(9月を主に8月から10月)植物季題[季題] 鶏頭(けいとう)[副題] 鶏頭花(けいとうくわ/けいとうか)花の色や形が鶏冠に似ているのでこの名がある。農家の庭などを彩っているのはいかにも秋らしい。切花として仏花や生花用としても広く親しまれている。花は真紅が多いが黄色や橙色やその他色の混ざったものなどがあり高さは90pぐらいであるが背の低い小形のものもある。一年草。12月ごろの霜の降りるころまで咲いている。その頃一杯つけた小さい実をぽろぽろと零し零れた実が翌春3月ごろに発芽する。<例句>/鶏頭の俳句 鶏頭や絵筆の水をしぼりたる 松山寿美/鶏頭の俳句 鶏頭の花より暮れてゆく狭庭 門田窓城/鶏頭の俳句 日照雨して彩どりみたる鶏頭花 南部静季/鶏頭の俳句 鶏頭の揺れるでもなく無愛想 林 雄次郎/鶏頭の俳句 異人墓地一処に群れて鶏頭花 宇都宮美智子/鶏頭の俳句 鶏頭の紅を極めて庄屋跡 土井木賊/鶏頭の俳句 鶏頭の羽ばたく如く燃えにけり 清水恵山/鶏頭の俳句 落日や触れて冷たき鶏頭花 石崎そうびん/鶏頭の俳句 光りつつ昏れゆく川や鶏頭花 伊藤悦子/鶏頭の俳句 鶏頭の子澤山めくこぼれ咲き 本郷智子/鶏頭の俳句 鶏頭を手折りて老婆経唱ふ 菅沼良子/鶏頭の俳句 友の墓鶏頭ばかり炎えてをり 金城博之/鶏頭の俳句 鶏頭の素直に育ち母子の家 山根佐与子/鶏頭の俳句 炎えつきし鶏頭枯れて種を抱く 水野良子/鶏頭の俳句 鶏頭の供花新しき寄せ佛 正木和子/鶏頭の俳句 雨上り鶏冠を立てる鶏頭かな 前川嘉風/鶏頭の俳句 鶏頭のどつしり根付く雨後の籬 村上節子/鶏頭の俳句 人住まずなりたる庭の鶏頭花 大場比奈子/鶏頭の俳句 残照の菜畑に残り鶏頭花 野田ゆたか