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[季節] 仲秋を主に三秋(9月を主に8月から10月)動物季題

[季題] 蟷螂(たうらう/とうろう)

[副題] かまきり  いぼむしり
 
 
 かまきりのこと。
 
 頭は三角形で小さいが前胸が長く肥大している。
 
 鎌のように鋭い前肢は獲物を捕らえ長い後肢は跳躍に適している。
 
 怒らせると前肢をかざして向かったりときには拝むような真似もする。
 
 雌は目の前のものを食べてしまう習性があり交尾後に雄を食べてしまうことはよく知られているが昆虫では珍しいことではない。
 
 害虫を食べてくれる益虫である。
 
 ※蟷螂生る・蟷螂の子←仲夏(6月)
 
 
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蟷螂の俳句 清月俳句歳時記動物俳句9月のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市 有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 仲秋を主に三秋(9月を主に8月から10月) 動物季題 [季題] 蟷螂(たうらう/とうろう) [副題] かまきり いぼむしり かまきりのこと。頭は三角形で小さいが、前胸が長く肥大している。鎌のように鋭い前肢は獲物を捕らえ、長い後肢は跳躍に適している。怒らせると前肢をかざして向かったり、ときには拝むような真似もする。 雌は目の前のものを食べてしまう習性があり、交尾後に雄を食べてしまうことはよく知られているが、昆虫では珍しいことではない。害虫を食べてくれる益虫である。 ▼ 蟷螂生る・蟷螂の子←仲夏(6月) かまきりの俳句 蟷螂の忿怒の斧をかざしをり 村上唯志 蟷螂の俳句 蟷螂生るか細き斧を振りかざし 岩井純子 蟷螂の俳句 蟷螂の箒の先に構へけり 近藤清女 近藤清女 蟷螂の俳句 蟷螂は枯色の中に身を潜め 吉井竹志 枯蟷螂の俳句 枯蟷螂芥と共に掃かれ居し 山口丘刀 蟷螂の俳句 鎌上げて蟷螂風に吹かれおり 佐藤美和子 佐藤美和子 いぼむしりの俳句 振り向ける首に闘志のいぼむしり 山本とも江 枯蟷螂の俳句 悠然と姿勢くずさず枯蟷螂 森島緋紗江 蟷螂の俳句 首かしげ蟷螂風をきく構へ 東 嘉子 東 嘉子 斧かざす仕草のままに枯蟷螂 前川嘉風 蟷螂の俳句 蟷螂の身じろぎもせず三日過ぐ 竹中三津子 竹中三津子 かまきりの俳句 蟷螂の拝んだりまた怒ったり 橘川 重 蟷螂の俳句 蟷螂の鎌振りたてて歩みけり 前田甲山 蟷螂の俳句 門柱に蟷螂たたかふ構へかな 足立友彦 蟷螂の俳句 マンションに帰れば蟷螂肩にをり 大西吉子 子蟷螂の俳句 取り込みし洗濯物に子蟷螂 田川 栄 枯蟷螂の俳句 何捕へ存へをるや枯蟷螂 寺田具巳 いぼむしりの俳句 一撃の機を眈眈といぼむしり 布野 毒 蟷螂の俳句 蟷螂と異名の教授熱弁す 野田ゆたか