09-c-05
[季節] 仲秋を主に三秋(9月を主に8月から10月)地理季題
[季題] 水澄む(みづすむ/みずすむ)
[副題] なし。
秋はものみな澄みわたる季節であり水もまた美しく澄む。
水底まで見えるような湖や川の美しさをいう。
川の流れや湖・沼・池などの澄んだ水を眺めるのは快い。
水澄むの俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか編 仲秋(9月)の俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句など有季定形・伝統的俳句から抽出しています。編纂者は、大阪清月庵主 清月俳句会主宰の野田ゆたかです。[季節] 仲秋を主に三秋(9月を主に8月から10月)地理季題[季題] 水澄む(みづすむ/みずすむ)[副題] なし。秋はものみな澄みわたる季節であり水もまた美しく澄む。水底まで見えるような湖や川の美しさをいう。川の流れや湖・沼・池などの澄んだ水を眺めるのは快い。<例句>/水澄むの俳句 梵字仏浸りたるまま水澄めり 舘野翔鶴/水澄むの俳句 澄む水の深さに翳と云へるもの 西崎佐知/水澄むの俳句 水澄むや黒鳥黒を輝やかせ 門田窓城/水澄むの俳句 水澄むや今に釣瓶の神の井戸 横田寿賀子/水澄むの俳句 英彦山の澄みし名水口すすぐ 若林柾矢/水澄むの俳句 澄む水に映る伽藍の海鼠壁 西村舟津/水澄むの俳句 吉城川流れ静かに水澄めり 松山寿美/水澄むの俳句 掲げある手水の作法水澄みぬ 森本恭生/水澄むの俳句 源流は神在す祠水澄めり 戸塚みほ/水澄むの俳句 十津川の水どこまでも澄みにけり 松阪久美子/水澄むの俳句 水澄みぬ青湖の色のインクブルー 松宮育子/水澄むの俳句 水の澄む吉野川に鷺の立つ 長嶺 勇/水澄むの俳句 門川の戸毎の橋や水澄める 伊藤悦子/水澄むの俳句 澄む水を水子地蔵に奉る 岸野幸子/水澄むの俳句 澄む水に沿ひて石手寺詣でかな 栗林清揺/水澄むの俳句 水澄める池の面流るちぎれ雲 大西吉子/水澄むの俳句 澄む水の音も流れてをりにけり 近藤清女/水澄むの俳句 白鷺を映す川面の水澄めり 橋本幸子/水澄むの俳句 鳳鳳堂反りを写して水澄めり 小林圭子/水澄むの俳句 船降りる足下に佐渡の水澄めり 山本青水/水澄むの俳句 八幡堀流れゆるゆる水澄める 長谷山由実/水澄むの俳句 水澄みて土橋覗けば魚影かな 清水恵山/水澄むの俳句 水澄める湖岸に野鳥案内図 田川栄/水澄むの俳句 水澄みて飄々と浮木首傾げ 高橋泉也/水澄むの俳句 山内を巡るせせらぎ水澄めり 田中雍子/水澄むの俳句 子供らの声なき川原水澄めり 土屋 勝/水澄むの俳句 水澄むや原爆ドームのがらんどう 橋本幹夫/水澄むの俳句 水澄むや郷の要の大水車 保坂道子/水澄むの俳句 水澄みて川底の石光り見ゆ 古堂周子/水澄むの俳句 水澄めり橋の向かうは隣町 高柳ゆうこ/水澄むの俳句 村を守るかばたの水の澄みにけり 佐藤美和子/水澄むの俳句 渡舟場に杭のみ残し水澄めり 藤森キヨ子/水澄むの俳句 水澄むや乱杭に鯉相寄りて 西岡甲子/水澄むの俳句 水澄みて底の透けたる吉城川 木村由美子/水澄むの俳句 名刹の心字の池の水澄めり 藤田深泉/水澄むの俳句 句碑どころ細き流れの水澄めり 梅田澄子/水澄むの俳句 水澄むや小魚ときに飛びはねて 川崎郁子/水澄むの俳句 水澄むや幟はためく蕎麦の里 池下よし子/水澄むの俳句 水の澄む川底の石光りをり 池田幸恵/水澄むの俳句 澄む水に自鷺うつる神の沼 竹中三津子/水澄むの俳句 遊ぶ雲映すダム湖の水澄みぬ 中山泰山/水澄むの俳句 式部塚往時の水の澄むばかり 野田ゆたか