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[季節] 仲秋(9月)         天文季題

[季題] 十六夜(いさよひ/いさよい)

[副題] 十六夜(いざよひ/いざよい)

    既望(きばう/きぼう)
 
 
 旧暦8月16日の夜及びその夜の月をいう。
 
 前日の満月よりも出が少し遅れるのでこれを「ためらう」つまり「いさよふ」と表現されたもの。
 
 名月を待ち仰ぐ思いよりは一抹の淋しさがある。
 
 近年は「いざよい」と濁っていうことが多い。
 
 既望は既に望が過ぎたという意味の言葉。
十六夜の俳句 清月俳句歳時記天文俳句9月のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市 有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 仲秋(9月) 天文季題 [季題] 十六夜(いさよひ/いさよい) [副題] 十六夜(いざよひ/いざよい) 既望(きばう/きぼう) 旧暦8月16日の夜、およびその夜の月をいう。満月よりも出が少し遅れるので、これを「ためらう」、つまり「いさよふ」と表現されたもの。名月を待ち仰ぐ思いよりは、一抹の淋しさがある。 近年は「いざよい」と濁っていうことが多い。既望は、既に望が過ぎたという意味の言葉。 十六夜の俳句 やすやすと出ていざよふ月の雲 松尾芭蕉 十六夜の俳句 十六夜や昨夜にも勝る月上る 竹中三津子 十六夜の俳句 いざよへる月待つ心一つにし 伊藤悦子 十六夜の月の俳句 十六夜の月かかりおり峠道 中橋京子 十六夜の月の俳句 十六夜の月に照らさる狐塚 橋本照子 十六夜の俳句 十六夜やいつしか家路忘れをり 松岡推月 十六夜の俳句 闇おりし沖にいざよふ月一つ 野田ゆたか