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[季節] 仲秋を主に三秋(9月を主に8月から10月)時候季題

[季題] 夜長(よなが)

[副題] 長き夜(ながきよ)   夜の長き(よのながき)
    夜長の灯(よながのひ) 夜の長し(よのながし)
 
 
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 一年で最も夜の長いのは冬至であるが秋分を過ぎると急に夜の時間が長くなったように感じる。

 夏の短夜のあとなので一層夜が長くなったという感じを受ける。

 夜なべに精を出し夜の読書に身が入るのもこのころである。

 時間的に夜が最も長いのは仲冬・12月の
冬至の頃であるがその前の秋に夜長を感じる
のは日本人独特の季節感といえよう。
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夜長の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか編 仲秋(9月)の俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句など有季定形・伝統的俳句から抽出しています。編纂者は、大阪清月庵主 清月俳句会主宰の野田ゆたかです。[季節] 仲秋を主に三秋(9月を主に8月から10月)時候季題[季題] 夜長(よなが)[副題] 長き夜(ながきよ)夜の長き(よのながき)夜長の灯(よながのひ) 夜の長し(よのながし)▼副題『長き夜』の例句ページへ リンク▼副題『夜の長き』の例句ページへ リンク▼副題『夜長の灯』の例句ページへ リンク▼副題『夜の長し』の例句ページへ リンク一年で最も夜の長いのは冬至であるが秋分を過ぎると急に夜の時間が長くなったように感じる。夏の短夜のあとなので一層夜が長くなったという感じを受ける。夜なべに精を出し夜の読書に身が入るのもこのころである。時間的に夜が最も長いのは仲冬・12月の冬至の頃であるがその前の秋に夜長を感じるのは日本人独特の季節感といえよう。<例句>/夜長の俳句 書肆に寄り酒肆にも寄りて夜長かな 西ア佐知/夜長の俳句 晩学に睡魔すぐ来る夜長かな 稲福昌一/夜長の俳句 句に凝りてゐてなほ余す夜長かな 門田窓城/夜長の俳句 漁火のいつしか増えている夜長 若林柾矢/夜長の俳句 てにをはの一字の思案夜長かな 三浦光芳/夜長の俳句 旅程表また広げ見る夜長かな 林 雄次郎/夜長の俳句 シャンソンの調べに人を恋ふ夜長 古田香澄/夜長の俳句 自分史を綴る夜長のペンの音 夏目泰果/夜長の俳句 提出句案じて過ごす夜長かな 梅田澄子/夜長の俳句 鉛筆の木の香残りし夜長かな 飯岡良一/夜長の俳句 生き様の清算問いて夜長かな 志村万香/夜長の俳句 語らずも心ひとつの夜長かな 塚本 操/夜長の俳句 画讃にと唐詩の暗記夜長かな 山本青水/夜長の俳句 たくさんの主題歌録画する夜長 石川順一/夜長の俳句 ひと言がふた言になる夜長かな 渡邉春生/夜長の俳句 ゆらゆらと漁火凪ぎむ夜長かな  岩本和行/夜長の俳句 それぞれに好きな事せし夜長かな 奥野品子/夜長の俳句 捗りて夜長をひとりほしいまま 岩井純子/夜長の俳句 若き日の句を読み返す夜長かな 岩間れい子/夜長の俳句 むずかる児なだめて寝かす母夜長 吉本昌女/夜長の俳句 ふと目ざめいつしか眠り夜長かな 久保田昌子/夜長の俳句 塾の子の自転車走る夜長かな 橋本正勝/夜長の俳句 愛読書読み終りたる夜長かな 古堂周子/夜長の俳句 法螺貝の遠くにひびき夜長かな 小川和子/夜長の俳句 ひたすらに好きな文書く夜長かな 松岡推月/夜長の俳句 語らひに疲れも忘れ夜長かな 正木和子/夜長の俳句 ふとの怪我子ら来て話し合ふ夜長 西野一朗/夜長の俳句 物差しを見ては夜長を思いをり 川崎孝二/夜長の俳句 しあわせと思ふ夜長の机かな 前田卯生/夜長の俳句 野営して瀬音しみじみ聞く夜長 池田幸恵/