08-g-20
[季節] 初秋(8月) 植物季題
[季題] 蓼の花(たでのはな)
[副題] 蓼の穂(たでのほ) 穂蓼(ほたで)
蓼は路傍や水辺・原野に自生するタデ科の草の総称で種類が多い。
俳句でいう蓼は「柳蓼」で葉が柳に似ていて独特の辛みがある。
この辛みから「蓼食う虫も好き好き」の言葉が生まれている。
又「ほんたで・真たで」の名があり蓼酢や刺身のつまとして料理に用いられる。
※ 蓼の種類の「犬蓼」は「赤のまんま」
の別題で詠まれ別題となる。
蓼の花の俳句/清月俳句歳時記8月の植物俳句ページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句から抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市 有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、平成25年1月現在、インターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 初秋(8月)植物季題[季題] 蓼の花(たでのはな)[副題] 蓼の穂(たでのほ)穂蓼(ほたで)蓼は路傍や水辺・原野に自生するタデ科の1年草の総称。種類が多く冬以外の各季に花を開いているものが見られる。秋に咲くのは犬蓼・花蓼・大犬蓼・大毛蓼・柳蓼・桜蓼・ぼんとく蓼など。大方は高さ60〜90cmであるが2mを越えるものもある。花蓼は茎が直立し花がまばら桜蓼は淡紅色の花が愛らしい。「ほんたで・真たで」は葉に独特の辛みがあり蓼酢や刺身のつまとして用いられる。犬蓼は別題「赤のまんま」と詠まれる。<例句>/蓼の花の俳句 蓼の咲く畦は日本と変らざる 舘野翔鶴/蓼の花の俳句 桜蓼さくらいろ濃き穂を垂れて 橘川重/蓼の花の俳句 足早に雨は去りゆく蓼の花 橋本幹夫/蓼の花の俳句 作務僧の拭く濡縁や蓼の花 清水恵山/蓼の花の俳句 花蓼の湖の一辺暮れなずむ 野田ゆたか