08-f-02
[季節] 初秋を主に三秋(8月を主に8月から10月) 動物季題
[季題] 法師蝉(ほふしぜみ/ほうしぜみ)
[副題] つくつくぼふし(つくつくぼうし)
立秋のころになると鳴き始める比較的小型の蝉。
緑がかった黒い体をしており透き通った美しい翅を持つ。
鳴き声はツクツクホウシ・オーシツクツクなどと聞こえる。
古くは「筑紫(つくし)恋(こい)し」と聞き慣わした。
法師蝉の俳句/清月俳句歳時記8月の動物俳句ページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句から抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市 有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、平成25年1月現在、インターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 初秋を主に三秋(8月を主に8月から10月)動物季題▼副題の『つくづくぼうし・つくつくほうし』の例句ページへ リンクこのページは例句のみを掲出しています。立秋のころになると鳴き始める比較的小型の蝉。緑がかった黒い体をしており透き通った美しい翅を持つ。鳴き声はツクツクホウシ・オーシツクツクなどと聞こえる。古くは「筑紫(つくし)恋(こい)し」と聞き慣わした。<例句>/法師蝉の俳句 語尾伸ばせ名残惜みて法師蝉 門田窓城/法師蝉の俳句 喜寿となりしみじみと聞く法師蝉 松山寿美/法師蝉の俳句 執念の声振り絞る法師蝉 西村舟津/法師蝉の俳句 法師蝉樹齢みえざる神木に 南部静季/法師蝉の俳句 法師蝉けふの命を全うす 山口美琴/法師蝉の俳句 法話聞く声掻き消して法師蝉 井川芳子/法師蝉の俳句 この森に啼き尽くしてや法師蝉 森戸しうじ/法師蝉の俳句 蔵王の深き山壁法師蝉 菊池茂吉/法師蝉の俳句 法師蝉朝寝の夢を破らるる 戸本文雄/法師蝉の俳句 我が余生未ださわがし法師蝉 池下よし子/法師蝉の俳句 法師蝉季を惜むかに忙し鳴く 長嶺 勇/法師蝉の俳句 法師蝉憶良の歌碑へ来て鳴けり 清水恵山/法師蝉の俳句 法師蝉家路を急ぐ背にしきり 山中明石/法師蝉の俳句 参磴を押し上げくるる法師蝉 栗林清揺/法師蝉の俳句 法師蝉一家総出の畑仕事 森島緋紗江/法師蝉の俳句 訛聞く故郷近し法師蝉 木村宏一/法師蝉の俳句 決別の楠公像に法師蝉 水野恵以/法師蝉の俳句 法師蝉鳴いて春日の禰宜の道 田川 栄/法師蝉の俳句 法師蝉いつしか声の絶へる城 野田ゆたか