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[季節] 初秋(8月/陰暦8月)     行事季題
 
[季題] 瓜の馬(うりのうま)
 
[副題] 茄子の牛(なすのうし)

    迎馬(むかへうま/むかえうま)  送牛(おくりうし)
 

 月遅れ盂蘭盆8月13〜16日の盆棚に飾られる。
 
 胡瓜や茄子に苧殻の足をつけて牛馬に見立てて供える。
 
 先祖の霊がこの馬に乗って急いで帰ってこられる。
 
 帰りは牛に乗って迎えられた家を名残つつゆっくり発たられる。
 
 
  ※ 真菰の馬は七夕行事のもので別題となる。
 
  ※ 東京では主として新暦で盂蘭盆の法事行うことが多いが
   伝統俳句では初秋の行事として月遅れ盂蘭盆が詠まれる。
瓜の馬の俳句/清月俳句歳時記8月の行事俳句ページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句から抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市 有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、平成24年1月現在、日本伝統俳句協会に参加するとともにホトトギスに投句ご指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節]初秋(8月/陰暦8月)行事季題[季題]瓜の馬(うりのうま)[副題]茄子の牛(なすのうし)迎馬(むかへうま/むかえうま)送牛(おくりうし)月遅れ盂蘭盆8月13〜16日に行われる仏事に飾られる。胡瓜や茄子に苧殻の足をつけて牛馬に見立てて盆棚に供える。先祖の霊がこの馬に乗って急いで帰ってこられる。帰りは牛に乗って迎えられた家を名残つつゆっくり発たられる。※真菰の馬は七夕行事のもので別題となる。東京では主として新暦で盂蘭盆の法事行うことが多いが伝統俳句では初秋の行事として月遅れ盂蘭盆が詠まれる。<例句>▼茄子の馬の俳句 父よ母相乗りて来よ茄子の馬 川崎郁予の俳句▼瓜の馬の俳句 乗り給へ二人仲良く瓜の馬 清水恵山の俳句▼茄子の牛の俳句 茄子の牛四ツ足なれどふらつきて 中山泰山の俳句▼瓜の馬の俳句 瓜の馬置けば吾の手に寄りかかる 又平茂の俳句▼瓜の馬の俳句 出来映えはいまひとつなり瓜の馬 湯澤正枝の俳句▼茄子の牛の俳句 嬰児のよちよち歩き茄子の牛 橋本幹夫の俳句▼瓜の馬の俳句 瓜の馬坊の姉さを連れ戻れ 野田ゆたかの俳句