08-e-14
[季節] 初秋(8月7日〜10日) 行事季題
[季題] 迎鐘(むかへがね/むかえがね)
[副題] 六道参(ろくだうまゐり/ろくどうまいり)
8月7日から10日までの間に京都の珍皇寺に詣でる盆の精霊迎えの行事。
本堂の前には多数の石地蔵がありここから冥土への道が通うというので俗に「六道の辻」と呼ばれる。
六道の辻は京都の葬場鳥辺山の入口にあたるので迎鐘での精霊迎えが行われ六道詣と呼ばれて参詣人で賑わう。
参道で売られている高野槙・樒・溝萩・蓮の葉を束ねた盆花を求め冥界まで響くといわれる迎え鐘を撞く。
精霊は槙の葉の滴に宿って戻るといわれ
盆花を精霊棚に供えるのである。
珍皇寺鐘堂
珍皇寺
迎鐘のの俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか編纂の行事俳句ページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市 有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、日本伝統俳句協会会員でホトトギス及び未央でご指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 初秋を主に三秋(8月を主に8月から10月) 行事季題 [季題] 迎鐘(むかへがね/むかえがね) [副題] 六道参(ろくだうまゐり/ろくどうまいり) 8月7日から10日までの間に京都の珍皇寺に詣でる盆の精霊迎えの行事。 本堂の前には多数の石地蔵がありここから冥土への道が通うというので俗に「六道の辻」と呼ばれる。 六道の辻は京都の葬場鳥辺山の入口にあたるので迎鐘での精霊迎えが行われ六道詣と呼ばれて参詣人で賑わう。 参道で売られている高野槙・樒・溝萩・蓮の葉を束ねた盆花を求め冥界まで響くといわれる迎え鐘を撞く。 精霊は槙の葉の滴に宿って戻るといわれ盆花を精霊棚に供えるのである。 迎鐘の俳句 迎鐘撞く綱づれのしるき穴 西ア佐知 六道会の俳句幽霊飴土産に下向の六道会 西村舟津 六道詣の俳句 つなぐ手の六道詣離さざる 大畠宮子 迎鐘の俳句 父母に夫に届けと迎鐘 吉野濃菊 迎鐘の俳句 いく佛おもかげにして迎鐘 吉田静代 迎鐘夫へ届けと綱を引く 岸野幸子 迎鐘の俳句 迎鐘大往生の父に撞く 野田ゆたか