08-e-01
[季節] 初秋(8月15日ころ/盂蘭盆) 行事季題
[季題] 生身魂(いきみたま)
[副題] 生盆(いきぼん)
蓮の飯(はすのいひ/はすのいい)
盂蘭盆会では故人の霊を供養するばかりでなく生きている目上の人に対しても長寿の祝い物を贈るなど礼を尽くす。
敬うべき年長者のことを生身魂という。
生身魂には蓮の葉に糯米飯を包み刺鯖を添える蓮の飯など食物を贈るなどしてもてなす。
新たに迎える新精霊もなく一族が健康であることを祝う気持ちから出たものといわれる。
生身魂の俳句/清月俳句歳時記8月の行事俳句ページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句から抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市 有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、平成25年1月現在、インターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 初秋(8月15日ころ/盂蘭盆)行事季題[季題] 生身魂(いきみたま)[副題] 生盆(いきぼん)蓮の飯(はすのいひ/はすのいい)盂蘭盆会には故人の霊を供養するばかりでなく生きている目上の人に対しても長寿の祝い物を贈るなど礼を尽くす。敬うべき年長者のことを生身魂と呼び蓮の葉に糯米飯を包み刺鯖を添える蓮の飯など食物を贈るなどしてもてなすことも生身魂という。新たに迎える新精霊もなく一族が健康であることを祝う気持ちから出たものといわれる。/生身魂の俳句 篤農と親しまれゐて生身魂 西崎佐知/生身魂の俳句 百までは生きてみせると生身魂 池末あけみ/生身魂の俳句 茶目ツ気は未だ健在生身魂 堀口まゆみ/生身魂の俳句 八畳の臥所が天地生身魂 西村舟津/生身魂の俳句 生身魂とて上の座にみちびかれ 柏村陽子/生身魂の俳句 常々に前向思考生身魂 津田喜美/生身魂の俳句 平凡であることの幸生身魂 田中佳世子/生身魂の俳句 同じ事話して笑顔生身魂 嶋きさ子/生身魂の俳句 一時間かけて御詠歌生身魂 池田幸恵/生身魂の俳句 生身魂囲み笑顔を写しけり 大畠宮子/生身魂の俳句 生身魂話通じぬ囲碁五段 森本順子/生身魂の俳句 漢字読むことは負けぬと生身塊 奥田不二子/生身魂の俳句 生身魂おしゃれに余念なかりけり 池下よし子/生身魂の俳句 健啖をほめられてゐる生身魂 森 繁治/生身魂の俳句 生身魂はらからはみな喜寿を過ぎ 足立山渓/生身魂の俳句 生身魂くよくよせずによく動く 渡邉春生/生身魂の俳句 友のみな足腰痛き生身魂 森島緋紗江/生身魂の俳句 余生にもときめき持ちし生身魂 山田笑子/生身魂の俳句 好物をもてねぎらひぬ生身魂 吉田静代/生身魂の俳句 子が帰り孫抱く夢の生身魂 山口美琴/生身魂の俳句 晩酌を待ちこがれたる生身魂 松岡推月/生身魂の俳句 生身魂ベレー帽子に絵筆かな 笠井美和子/生身魂の俳句 過去帳の話あれこれ生身魂 加納幸子/生身魂の俳句 早朝の散歩は日課生身魂 加順悦枝/生身魂の俳句 ハイテクに自づと馴染む生身魂 及川輝子/生身魂の俳句 針仕事今も達者に生身魂 野田ゆたか/生身魂の俳句 孫達に持て囃されて生身魂 清水恵山/生身魂の俳句 恙なく妻と二人の生身魂 橋本正勝/生身魂の俳句 元気かとメールの届く生身魂 渡辺伝三/生身魂の俳句 悔いのなき人生送り生身魂 能口和子/生身魂の俳句 在す限り頼みの綱ぞ生身魂 帆保君子