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[季節] 初秋(旧暦7月15日の満月)   天文季題

[季題] 盆の月(ぼんのつき)

[副題] なし
 
 
 旧暦時代の盂蘭盆会にあたる旧暦7月15日の夜の満月。

 仲秋の名月の1か月前でまだ暑さが厳しいころである。

 旧暦時代は盆の夜は満月であった。

 現在は新暦や1と月遅れで盂蘭盆行事が行われる地方が多く盆と満月がずれるので盆の月の実感が薄れてきている。 
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盆の月の俳句/清月俳句歳時記8月の天文俳句ページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句から抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市 有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、平成25年1月現在、インターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 初秋(旧暦7月15日の満月)天文季題[季題] 盆の月(ぼんのつき)[副題] なし。旧暦時代の裏盆絵にあたる旧暦7月15日の夜の満月。仲秋の名月の1か月前でまだ暑さが厳しいころである。旧暦時代は盆の夜は満月であった。現在は新暦や1と月遅れで盂蘭盆行事が行われる地方が多く盆と満月がずれるので盆の月の実感が薄れてきている。<例句>/盆の月の俳句 其玉や羽黒にかへす法の月 松尾芭蕉/盆の月の俳句 血縁の絶えし故郷盆の月 村上唯志/盆の月の俳句 母許の寧らぎにあり盆の月 西崎佐知/盆の月の俳句 集ふ者また一人欠け盆の月 稲福昌一/盆の月の俳句 父母の亡き故郷遠し盆の月 西川壽賀子/盆の月の俳句 故郷は火山灰棲むところ盆の月 木原月吼/盆の月の俳句 盆の月仰げば故山自づから 門田窓城/盆の月の俳句 魚介塚にもみあかしや盆の月 岡村紀洋/盆の月の俳句 西の空まだ暮れ残る盆の月  長嶺 勇/盆の月の俳句 中天の星を払ひて盆の月 池下よし子/盆の月の俳句 盆の月照らす千体無縁仏 松山寿美/盆の月の俳句 一山の法鼓響けり盆の月 清水恵山/盆の月の俳句 思ひ出はよきことばかり盆の月 池末あけみ/盆の月の俳句 盆の月汽笛は長く尾を曳きて 宇都宮美智子/盆の月の俳句 吹き晴るる真澄の空に盆の月 横田寿賀子/盆の月の俳句 灯も消えて湯の町静か盆の月 吉本昌女/盆の月の俳句 逝かれたる旅の師思ふ盆の月 土井木賊/盆の月の俳句 盆の月河内音頭の輪を照らす 木村宏一/盆の月の俳句 吾も亦過客なりけり盆の月 高橋泉也/盆の月の俳句 暮れなずむ町閑散と盆の月 橋本幹夫/盆の月の俳句 鎮もりて雲間漂ふ盆の月 橋本幸子/盆の月の俳句 汐風が運ぶ鐘の音盆の月 西岡甲子/盆の月の俳句 精霊へ心通わす盆の月 川上真太郎/盆の月の俳句 盆の月遺影の父は軍服に 能口和子/盆の月の俳句 木曾谷の細き流れや盆の月 渡邉春生/盆の月の俳句 遠き子らいよいよ遠く盆の月 堀口まゆみ/盆の月の俳句 山国のふるさと恋し盆の月 奥田不二子/盆の月の俳句 金と出てやがて眞白に盆の月 又平 茂/盆の月の俳句 師と友を偲びて盆の月仰ぐ 橋本照子/盆の月の俳句 比良の峯そば立つ淡海盆の月 橋本正勝/盆の月の俳句 盆の月真赤に焼けてをりにけり 松宮育子/盆の月の俳句 父母眠る山を照らせる盆の月 辻多津子/盆の月の俳句 三十年亡き父母偲ぶ盆の月 山口美琴/盆の月の俳句 穏やかな色に昇りし盆の月 清水恵山/盆の月の俳句 見え隠れ遠き日の恋盆の月 筒井省司/盆の月の俳句 盆の月仰ぎて偲ぶ逝きし師を 加藤哲夫/盆の月の俳句 菩提寺の大きな蘇鉄盆の月 山本とも江/盆の月の俳句 盆の月夫病み添ふる日を重ね 山本宏子/盆の月の俳句 古里の闇の深さや盆の月 小川和子/盆の月の俳句 補陀落の海を静かに盆の月 松葉律子/盆の月の俳句 盆の月五山を統べる高さかな 水野良子/盆の月の俳句 古里を離れ幾年盆の月 迫間喜美子/盆の月の俳句 亡き父の椅子使ひをり盆の月 野田ゆたか