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[季節] 晩夏(7月)         植物季題
 
[季題] 凌霄花(のうぜんくわ/のうぜんか)
 
[副題] のうぜんかづら(のうぜんかずら)
 

 蔓性落葉樹で茎は長く伸びて付着根を出し庭木や垣根などに絡みながら這上り数メートルの高さにも及ぶことがある。
 
 花の先端は五裂に開き直径6〜7センチで落花しやすい。
 
 中国原産で観賞用に植えられる。
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季節の花300 より
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凌霄花の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記 July haiku a glossary of seasonal words for haiku poets noda yutaka/[季節] 晩夏(7月)植物季題[季題] 凌霄花(のうぜんくわ/のうぜんか)[副題] のうぜんかづら(のうぜんかずら)蔓性落葉樹で茎は長く伸びて付着根を出し庭木や垣根などに絡みながら這上り数メートルの高さにも及ぶことがある。7〜8月に橙色の漏斗状の花が咲く。花の先端は五裂に開き直径6〜7センチで落花しやすい。中国原産で観賞用に植えられる。/凌霄花の俳句 凌霄の蔓の遊べる風の午後 姉歯義ひろ/凌霄花の俳句 凌霄花梅木に縋り艶を見せ 吉井竹志/凌霄花の俳句 日を恋ひてのうぜんかづら咲きのぼる 林雄次郎/凌霄花の俳句 ほろほろと落ちて哀れの凌霄花 門田窓城/凌霄花の俳句 塀越えて縋るものなき凌霄花 西村舟津/凌霄花の俳句 山宿や夕日の照らす凌霄花 土井木賊/凌霄花の俳句 凌霄花路地奥染めし明るさよ 南部静季/凌霄花の俳句 風揺らしゐる凌霄花の暮れなづむ 松山寿美/凌霄花の俳句 晩学の窓に凌霄咲きのぼる 近藤清女/凌霄花の俳句 凌霄花咲き誇りたる高さかな 長嶺 勇/凌霄花の俳句 凌霄の花は高きに登りつめ 吉田静代/凌霄花の俳句 廃工場凌霄の花咲きのぼる 橘川 重/凌霄花の俳句 凌霄花風に遊べる塀の上 佐藤美和子/凌霄花の俳句 凌霄花明るき駅に来合せて 辻多津子/凌霄花の俳句 二階まで登る気配や凌霄花 土屋勝/凌霄花の俳句 枷も無し縦横無尽のうぜん花 藤田深泉/凌霄花の俳句 凌霄花タ日にいよよ華やげり 堀口まゆみ/凌霄花の俳句 からみ合ひよじのぼりつつ凌霄花 岩井純子/凌霄花の俳句 雲掴み天へ天へとのうぜん花 湯澤正枝/凌霄花の俳句 絵手紙の咲き盛りたる凌霄花 後藤允孝/凌霄花の俳句 散り敷くも天に盛るも凌霄花 高橋泉也/凌霄花の俳句 凌霄の朱色明るき茶房かな 奥田不二子/凌霄花の俳句 咲きのぼる凌霄空に揺れてをり 橋本幸子/凌霄花の俳句 凌霄花電柱の先もう空ぞ 山本文栄/凌霄花の俳句 凌霄花咲きて華やぐ垣根かな 佐藤花枝/凌霄花の俳句 凌霄花築地に溢れ咲き垂るる 山本とも江/凌霄花の俳句 凌霄花高きに風とたはむれて 池下よし子/凌霄花の俳句 よじ登るのうぜんかずら夕間暮 志村万香/凌霄花の俳句 照りつける日の色のして凌霄花 小川和子/凌霄花の俳句 庭垣を埋め色増す凌霄花 正木和子/凌霄花の俳句 晴天の音なき世界凌霄花 野田ゆたか