07-g-05
007.gif
[季節] 晩夏(7月)         植物季題
 
[季題] 草いきれ(くさいきれ)
 
[副題] なし
 
 
 夏の日盛りに野道や山路をゆくと烈日に灼かれれた繁茂した夏草の醸しだす熱気で噎せ返るようなことがある。
 
 この噎せ返るような熱気を草いきれという。 
▼次へ
▼次へ
▲先頭へ
▲先頭へ
草いきれの俳句 清月歳時記/野田ゆたか編7月 july haiku植物俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから有季定型俳句・伝統俳句作品を抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市。編者の野田ゆたかは清月句会を主宰です。noda yutaka[季節] 晩夏(7月)植物季題[季題] 草いきれ(くさいきれ)[副題] なし。夏の日盛りに野道や山路をゆくと烈日に灼かれれた繁茂した夏草の醸しだす熱気で噎せ返るようなことがある。この噎せ返るような熱気を草いきれという。<例句>/草いきれの俳句 加茂の土手下りて河原の草いきれ 西村舟津/草いきれの俳句 廃線の枕木覆ふ草いきれ 長嶺 勇/草いきれの俳句 川の音どこかに紛れ草いきれ 和泉清一/草いきれの俳句 中州への道も失せたる草いきれ 森本恭生/草いきれの俳句 草いきれ分け入る先の少年期 林雄次郎/草いきれの俳句 草いきれ小径進めぱ岬の鼻 高橋泉也/草いきれの俳句 草いきれ弥生遺跡に続く道 迫間喜美子/草いきれの俳句 ハートフルカートは遅々と草いきれ 保坂道子/草いきれの俳句 薬草の山に分け入り草いきれ 石崎そうびん/草いきれの俳句 そよりとも動かぬのれん草いきれ 宇都宮美智子/草いきれの俳句 分け入りて川の釣場の草いきれ 清水恵山/草いきれの俳句 道祖神立ちし旧道草いきれ 八巻年子/草いきれの俳句 少年が犬連れてゐる草いきれ 奥野品子/草いきれの俳句 あの頃を懐古するみち草いきれ    湯澤正枝/草いきれの俳句 宮跡を電車横断草いきれ 山本とも江/草いきれの俳句 草いきれ行く人誰も振り向かず 杉橋てつ/草いきれの俳句 売地札かくれんばかり草いきれ 津田喜美/草いきれの俳句 水筒はとうに空なり草いきれ 金城博之/草いきれの俳句 城ぬちの救護所跡や草いきれ 野田ゆたか