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[季節] 晩夏(7月)         動物季題

[季題] 紙魚(しみ)

[副題] 衣魚(しみ) 雲母虫(きららむし)

 
 昆虫としてもっとも原始的で翅はなく紙でも衣服でも糊の澱粉のついたものは何でも蝕む害虫。

 体つきは蝦をごく小さくしたようで鱗毛がいっぱい生えている銀白色の1cm足らずの小虫。

 日光を嫌い暗い所を好み滑るように速く走る。

 この虫が衣類・紙類を蝕むとしみを残す。
紙魚の俳句 清月歳時記/野田ゆたか編7月の動物俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから有季定型俳句・伝統俳句作品を抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギスに投句して指導を仰ぐととも清月句会を主宰している。[季節] 晩夏(7月)動物季題[季題] 紙魚(しみ) [副題] 衣魚(しみ) 雲母虫(きららむし) 昆虫としてもっとも原始的で翅はなく紙でも衣服でも糊の澱粉のついたものは何でも蝕む害虫。体つきは蝦をごく小さくしたようで鱗毛がいっぱい生えている銀白色の1cm足らずの小虫。日光を嫌い暗い所を好み滑るように速く走る。この虫が衣類・紙類を蝕むと 染みを残す。<例句>紙魚の俳句 古文書の折目一筋紙魚のあと 松山寿美/紙魚の俳句 古びたるアルバムに見る紙魚の痕 中山泰山/紙魚の俳句 重文の熊野懐紙に紙魚見えず 迫間喜美子/紙魚の俳句 紙魚のある語彙の乏しき単語帳 橋本幹夫/しみの俳句 言の葉を盗むが如く雲母虫 三浦光芳/紙魚の俳句 和紙の上泳ぐがごとく紙魚走る 渡邉春生