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[季節] 晩夏を主に三夏(7月を主に5月から7月)動物季題

[季題] 兜虫(かぶとむし)

[副題] さいかち虫(さいかちむし)
 
 
 雄のものものしい角の形が兜の前立てに似ているのでこの名がある。
 
 長さ五cm前後。
 
 黒褐色や赤褐色の硬い前翅の下に薄い後翅がありこれで飛ぶ。
 
 力も強くおもちゃのなかった時代では子供が角に糸をつけて物を引かせて遊んだりしていた。
 
 櫟・楢などの他に皀莢(さいかち)の木によくついて樹液を吸うので皀莢虫の名もある。
 
 関西では源氏虫または縮めて源氏と呼ぶ。

 雌は小さく褐色の短毛で覆われている。
兜虫の俳句 清月歳時記/野田ゆたか編7月の動物俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから有季定型俳句・伝統俳句作品を抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギスに投句して指導を仰ぐととも清月句会を主宰している。[季節] 晩夏を主に三夏(7月を主に5月から7月)動物季題[季題] 兜虫(かぶとむし)[副題] さいかち虫(さいかちむし)雄のものものしい角の形が兜の前立てに似ているのでこの名がある。長さ五cm前後。黒褐色や赤褐色の硬い前翅の下に薄い後翅がありこれで飛ぶ。力も強くおもちゃのなかった時代では子供が角に糸をつけて物を引かせて遊んだりしていた。櫟・楢などの他に皀莢(さいかち)の木によくついて樹液を吸うので皀莢虫の名もある。関西では源氏虫または縮めて源氏と呼ぶ。雌は小さく褐色の短毛で覆われている。<07f-09 兜虫>・兜虫の俳句 大木を抱きてゐたる兜虫 川崎孝二・兜虫の俳句 兜虫不承不承に逃がしやる 阿部陽子・兜虫の俳句 弟の負けて取られる兜虫 橋本幹夫・兜虫の俳句 児は小さき手で墓作り兜虫 清水恵山・兜虫の俳句 夜更けても装備を解けず兜虫 野田ゆたか