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[季節] 晩夏を主に三夏(7月を主に5月から7月)動物季題
 
[季題] 玉虫(たまむし)
 
[副題] なし
 
 金緑色に輝く紡錘状で長さ4センチくらいの美しいあでやかな甲虫。
 
 7〜8月ごろに出現し榎などにつく。
 
 幸運の吉兆とされ紙に包んで箪笥や化粧箱になどにしまっておくと着物が増え人に愛されるという俗信がある。
 
 昔から装飾に用いられ法隆寺の玉虫厨子にはこの虫の翅が用いられている。
 
 現在では、この厨子の玉虫の羽はほとんどが取れてなくなっている。 
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玉虫の俳句 清月歳時記/野田ゆたか編7月 july haiku動物俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから有季定型俳句・伝統俳句作品を抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市。編者の野田ゆたかは清月句会を主宰です。noda yutaka[季節] 晩夏を主に三夏(7月を主に5月から7月)      動物季題[季題] 玉虫(たまむし)[副題] なし。 金緑色に輝く紡錘状で長さ4センチくらいの美しいあでやかな甲虫。 7〜8月ごろに出現し榎などにつく。幸運の吉兆とされ紙に包んで箪笥や化粧箱になどにしまっておくと着物が増え人に愛されるという俗信がある。 昔から装飾に用いられ法隆寺の玉虫厨子にはこの虫の翅が用いられている。現在では、この厨子の玉虫の羽はほとんどが取れてなくなっている。<例句>/玉虫の俳句 つくづくと見る玉虫の裏表 舘野翔鶴/玉虫の俳句 玉虫の曳く一閃の淡みどり 西ア佐知/玉虫の俳句 玉虫の死しても瑠璃の艶失せず 西川壽賀子/玉虫の俳句 颯と翔ちし玉虫確かと眼裏に 門田窓城/玉虫の俳句 玉虫の骸光りの色残す 高橋泉也/玉虫の俳句 玉虫の路傍に遊ぶ神の山 本田敏子/玉虫の俳句 玉虫を捕る少年の顔となる 森本恭生/玉虫の俳句 光いま飛びし玉虫疑はず 栗林清謡/玉虫の俳句 玉虫や瑠璃の輝き失せるなく 山口広子/玉虫の俳句 玉虫や時に茶光り青光り 山本とも江/玉虫の俳句 玉虫の生あるごとく煌めける 松葉律子/玉虫の俳句 樹間へと玉虫螺鈿色放つ 水野良子/玉虫の俳句 玉虫や綿の褥に色変へず 大畠宮子/玉虫の俳句 玉虫の翔ぶ一瞬の風美しき 梅田澄子/玉虫の俳句 玉虫の綾を残せしむくろかな 野田ゆたか