07-f-02
[季節] 晩夏(7月) 動物季題
[季題] 落し文(おとしぶみ)
[副題] なし。
栗・桜・櫟・楢などの広葉樹の葉が筒状に巻込まれていたり又それらが落ちていることがある。
これらはオトシブミ科の甲虫が葉を巻いて巣を作り卵を産みつけ地上に落したもの。
この地上に落ちた筒状の巻き葉を「落し文」「鴬の落し文」「時鳥の落し文」などと呼んでいる。
落し文の俳句 清月俳句歳時記7月の俳句、動物俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから有季定型俳句・伝統俳句作品を抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 晩夏(7月) 動物季題 [季題] 落し文(おとしぶみ) [副題] なし。 栗・桜・櫟・楢などの広葉樹の葉が、筒状に巻き込まれていたり、またそれらが落ちていることがある。 これらは、オトシブミ科の甲虫が葉を巻いて巣を作り、卵を産みつけ、地上に落としているもので、この地上に落ちた筒状の巻き葉を落し文、「鴬の落し文」「時鳥の落し文」などと呼んでいる。 落し文の俳句 武骨なる手に拾はれし落し文 岡崎桜雲 落し文の俳句 青き葉をゆるく巻きたる落し文 佐藤美和子 落し文の俳句 落し文昔兵士の駆けし径 末森妙子 落し文の俳句 落し文踏まじと歩む森の径 前川嘉風 落し文の俳句 落し文杜で拾ひて捨てられず 北川紀美子 落し文の俳句 今日の幸庭に見つけし落し文 田中由美子 落し文の俳句 文塚に何伝ふるや落し文 野田ゆたか