07-d-32
[季節] 晩夏を主に三夏(7月を主に5月から7月)生活季題
[季題] 浴衣(ゆかた)
[副題] 藍浴衣(あいゆかた) 染浴衣(そめゆかた)
宿浴衣(やどゆかた) 古浴衣(ふるゆかた)
浴衣は昔入浴時に用いた木綿の単衣の「湯帷子」の略語であるが今では色彩も豊かになり夏の略装として用いられている。
湯上りに糊のきいた浴衣でのそぞろ歩きも心地好い。
藍で染めた浴衣を藍浴衣という。
浴衣の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記 July haiku a glossary of seasonal words for haiku poets noda yutaka/[季節] 晩夏を主に三夏(7月を主に5月から7月)生活季題[季題] 浴衣(ゆかた)[副題] 染浴衣(そめゆかた)貸浴衣(かしゆかた)古浴衣(ふるゆかた)▼副題『藍浴衣』の例句へ浴衣は昔入浴時に用いた木綿の単衣の「湯帷子」の略語であるが今では色彩も豊かになり夏の略装として用いられている。湯上りに糊のきいた浴衣でのそぞろ歩きも心地好い。藍で染めた浴衣を藍浴衣という。/浴衣の俳句 駕籠囃す異国娘も浴衣着て 西川寿賀子/浴衣の俳句 地下を出て街に華やぐ浴衣の娘 西村舟津/浴衣の俳句 糊加減厳しき父の浴衣かな 梅田澄子/浴衣の俳句 おそろいの浴衣で下駄も軽やかに 足立靖子/浴衣の俳句 箪笥より形身の浴衣出して見る 大西吉子/浴衣の俳句 浴衣の子本身仕立ての揚げをする 奥野品子/浴衣の俳句 浴衣縫ふ母の形見の鯨尺 田中由美子/浴衣の俳句 若者や浴衣着てなほ二人乗 本田敏子/浴衣の俳句 宿浴衣好みを客に選ばせて 吉本昌女/浴衣の俳句 色合ひも柄も今様浴衣の娘 杉橋てつ/浴衣の俳句 浴衣着て踊りの稽古華やげる 西野和子/浴衣の俳句 約束の夕べ装ふ染浴衣 青木菅子/浴衣の俳句 ペディキュアも浴衣姿の乙女たち 田中雍子/浴衣の俳句 浴衣の子科も優しくなりにけり 笠井美和子/浴衣の俳句 髪形の思案長きや娘の浴衣 川崎郁子/浴衣の俳句 すれ違ふ浴衣の女京ことば 高橋泉也/浴衣の俳句 浴衣着て地蔵祭の人となる 林 雄次郎/浴衣の俳句 新作の柄大胆な浴衣かな 伊藤弥生/浴衣の俳句 端正な老いでありたし糊浴衣 岸田剣生/浴衣の俳句 浴衣着し少女長髪束ねをり 岩本幸子/浴衣の俳句 母偲び絞り浴衣を解き服に 吉野濃菊/浴衣の俳句 浴衣着る乙女の項ういういし 及川輝子/浴衣の俳句 鼻緒ずれそっと擦りて浴衣脱ぐ 駒田暉風/浴衣の俳句 浴衣著てそぞろ歩く娘楽しげに 山本宏子/浴衣の俳句 湯上りに襟の透かしも浴衣かな 志村万香/浴衣の俳句 湯上りの揃ひの浴衣姉妹 小林圭子/浴衣の俳句 父母も幼ナも浴衣睦まじく 松葉律子/浴衣の俳句 初浴衣まだ胸うすきお下げ髪 石崎そうびん/浴衣の俳句 着て見せる背丈ぴったりなる浴衣 川島踊子/浴衣の俳句 フラメンコディナー出席浴衣着て 長谷山由実/浴衣の俳句 懐に触るる物なき浴衣かな 野田ゆたか