07-d-24
[季節] 晩夏を主に三夏(7月を主に5月から7月)生活季題
[季題] 日傘(ひがさ)
[副題] 絵日傘(ゑひがさ/えひがさ) 白日傘(しろひがさ)
男日傘(をとこひがさ/おとこひがさ)
パラソル 砂日傘(すなひがさ)
ビーチパラソル
夏の強い日差しを避けるためにもっぱら女性が用いる傘。
江戸時代には紙を張った日番傘(ひからかさ)が流行したという。
絵日傘は小型で絵や模様のある美しいもの。
明治時代になって西洋式のパラソルが伝わった。
晴雨兼用のパラソルなども最近は使われる。
砂日傘は海水浴場などで用いる大日傘で
ビーチパラソルともいう。
日傘の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記 July haiku a glossary of seasonal words for haiku poets noda yutaka/[季節] 晩夏を主に三夏(7月を主に5月から7月)生活季題[季題] 日傘(ひがさ)[副題] 絵日傘(ゑひがさ/えひがさ)白日傘(しろひがさ)男日傘(をとこひがさ/おとこひがさ)パラソル砂日傘(すなひがさ)ビーチパラソル▼副題『白日傘』の例句へ▼副題『男日傘』の例句へ▼副題『パラソル』の例句へ▼副題『砂日傘』の例句へ夏の強い日差しを避けるためにもっぱら女性が用いる傘。江戸時代には紙を張った日番傘(ひからかさ)が流行したという。絵日傘は小型で絵や模様のある美しいもの。明治時代になって西洋式のパラソルが伝わった。晴雨兼用のパラソルなども最近は使われる。砂日傘は海水浴場などで用いる大日傘でビーチパラソルともいう。/日傘の俳句 一行と判る日傘の群れを追ふ 舘野翔鶴/日傘の俳句 八つ橋を渡る日傘の白と黒 近藤清女/日傘の俳句 待ち合はす人に日傘を振りにけり 姉歯義ひろ/日傘の俳句 着こなしも凛と舞妓の日唐傘 西村舟津/日傘の俳句 花柄を描き手作りの日傘かな 松葉律子/日傘の俳句 さす日傘かたむけ友に陰分かつ 土井木賊/日傘の俳句 出航を送る日傘の揺れ止まず 吉井竹志/日傘の俳句 長堤の蕪村碑に佇つ日傘かな 中野千江子/日傘の俳句 道問ふに日傘の返す京言葉 新庄一雄/日傘の俳句 乳母車日傘を楯に孫眠る 戸本文雄/日傘の俳句 近寄りて日傘たためば知らぬ人 橘川 重/日傘の俳句 日傘さし吟行散策急ぎをり 川島踊子/日傘の俳句 雨傘が日傘に変わる日和かな 前田甲山/日傘の俳句 遠くより叔母と分りし日傘来る 福島二美/日傘の俳句 手離せぬ日傘頼りの一ト日かな 及川輝子/日傘の俳句 園バスを見送り日傘立ち去らず 川崎郁子/日傘の俳句 詣で道二つ並びし日傘かな 鈴木かね/日傘の俳句 母親の日傘の下に写生の子 石崎そうびん/日傘の俳句 子育てを終りひとりの日傘かな 伊藤知子/日傘の俳句 覗き見る日傘の中の顔見知り 加藤ひかり/日傘の俳句 四五軒の家の距離にもさす日傘 吉本昌女/日傘の俳句 あらまあと日傘行き交ふ石畳 金城博之/日傘の俳句 曇天に日傘差しゐし女かな 山口広子/日傘の俳句 丹の橋を渡る日傘や鳥城 杓谷蔦枝/日傘の俳句 懐しき母の着物を日傘とし 松村和子/日傘の俳句 通院に古りし日傘も捨て切れず 森永隆子/日傘の俳句 遠会釈日傘の人の名を忘れ 西野和子/日傘の俳句 バス通りそれて坂道日傘かな 前田卯生/日傘の俳句 お隣りへ行くにも日傘はなせざり 大場比奈子/日傘の俳句 平城宮巡るに日傘離されず 保坂道子