07-d-17
[季節] 晩夏を主に三夏(7月を主に5月から7月)生活季題
[季題] 夏座敷(なつざしき)
[副題] なし。
襖・障子を取り外し風通しを良くし簾を吊ったり簾戸をはめたりして掛軸も涼しげなものに替えて夏向きにしつらえた座敷をいう。
現在は冷房装置が普及しており実用のためというより見た目の涼しさを重んじるようなってきている。
夏座敷(なつざしき)の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記 July haiku a glossary of seasonal words for haiku poets noda yutaka/[季節] 晩夏を主に三夏(7月を主に5月から7月)生活季題[季題] 夏座敷(なつざしき)[副題] なし。襖・障子を取り外し風通しを良くし簾を吊ったり簾戸をはめたりして掛軸も涼しげなものに替えて夏向きにしつらえた座敷をいう。現在は冷房装置が普及しており実用のためというより見た目の涼しさを重んじるようなってきている。/夏座敷の俳句 山も庭にうごきいるるや夏ざしき 松尾芭蕉/夏座敷の俳句 紀ノ川の風呼び入れて夏座敷 西ア佐知/夏座敷の俳句 夏座敷久に二人の盆点前 高橋泉也/夏座敷の俳句 夏座敷双手ひろげて嬰招く 門田窓城/夏座敷の俳句 銘のある古りし掛軸夏座敷 加納幸子/夏座敷の俳句 会席の膳運ばるる夏座敷 奥野品子/夏座敷の俳句 久方の姉妹寄り合ふ夏座敷 笠井美和子/夏座敷の俳句 帯ゆるめ風を呼び込む夏座敷 及川輝子/夏座敷の俳句 天窓の風吹き抜けて夏座敷 戸本文雄/夏座敷の俳句 健やかに老いし同胞夏座敷 三浦光芳/夏座敷の俳句 長押に薙刀のあり夏座敷 石崎そうびん/夏座敷の俳句 夏座敷びわ湖の景を一望に 山本宏子/夏座敷の俳句 夏座敷鴨居に架かる牛の角 青野春枝/夏座敷の俳句 中央に文机一つ夏座敷 川上真太郎/夏座敷の俳句 夏座敷奥へ奥へと通さるる 足立靖子/夏座敷の俳句 夏座敷一筆箋の墨香る 清水恵山/夏座敷の俳句 山風の吹き抜けてゆく夏座敷 樋口千恵/夏座敷の俳句 川風も馳走の一つ夏座敷 池田幸恵/夏座敷の俳句 夏座敷開け放たれて湖の風 長谷山順江/夏座敷の俳句 蹲の水音届く夏座敷 鈴木かね/夏座敷の俳句 大額に修養とある夏座敷 堀江桃雀/夏座敷の俳句 家好きの夫の忌修す夏座敷 岸野幸子/夏座敷の俳句 したきことある幸せの夏座敷 岩井純子/夏座敷の俳句 夏座敷沖は白波日本海 橋本幹夫/夏座敷の俳句 プラレール児の世界なる夏座敷 山口美琴/夏座敷の俳句 家事終ひ足腰伸ばす夏座敷 山中明石/夏座敷の俳句 お絵描きに余念なき子等夏座敷 森島緋紗江/夏座敷の俳句 吹き抜ける緑の風の夏座敷 清水恵山/夏座敷の俳句 名工の柱の気品夏座敷 池下よし子/夏座敷の俳句 夏座敷猫長々と風の道 木村宏一/夏座敷の俳句 家具一つ少し動かし夏の部屋 野田ゆたか