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[季節] 晩夏を主に三夏(7月を主に5月から7月)生活季題
 
[季題] 水中花(すいちゆうくわ/すいちゅうか)
 
[副題] なし
 
 
 水に入れると水を吸って開き人物や草花の形になる玩具。
 
 元来は紙や鉋屑で作ったが生活様式の変化或いは玩具の多様化とともに近年では一般的には見られなくなった。
 
 江戸時代に酒宴の席で杯に浮かべたことから酒中花ともいった。
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水中花の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記 July haiku a glossary of seasonal words for haiku poets noda yutaka/[季節] 晩夏を主に三夏(7月を主に5月から7月)生活季題[季題] 水中花(すいちゆうくわ/すいちゅうか)[副題] なし。水に入れると水を吸って開き人物や草花の形になる玩具。元来は紙や鉋屑で作ったが生活様式の変化或いは玩具の多様化とともに近年では一般的には見られなくなった。江戸時代に酒宴の席で杯に浮かべたことから酒中花ともいった。/水中花の俳句 華やかに咲いて淋しき水中花 西村舟津/水中花の俳句 色褪せし箪笥の上の水中花 姉歯義ひろ/水中花の俳句 水中花開く吐息の泡の影 岸野幸子/水中花の俳句 水中花開きて今日の始まりぬ 井川芳子/水中花の俳句 水中花遥かになりし昭和かな 山田和江/水中花の俳句 水中花居間の出窓を彩れる 和泉清一/水中花の俳句 水中花置きて紋日の骨董屋 松阪久美子/水中花の俳句 手遊びに作りて咲かせ水中花 森本順子/水中花の俳句 一人身の部屋に彩あり水中花 水野良子/水中花の俳句 水替へて色新しき水中花 川上真太郎/水中花の俳句 置き場所を決めかねてゐる水中花 川島踊子/水中花の俳句 水中花燃ゆる想いを秘めて咲く 池田幸恵/水中花の俳句 沈黙は金の諺水中花 竹中三津子/水中花の俳句 水中花診察室の受付に 長谷山由実/水中花の俳句 ウイスキーボトルに咲かせ水中花 土屋 勝/水中花の俳句 お帰りと玄関にあり水中花 八島厚子/水中花の俳句 縁日の人だかりする水中花 小川比呂/水中花の俳句 水替えてみても淋しき水中花 松山寿美/水中花の俳句 高層の窓辺ひっそり水中花 嶋きさ子/水中花の俳句 水替えて色蘇る水中花 石崎そうびん/水中花の俳句 真中に水中花置き陶器市 隠岐久美子/水中花の俳句 卓上に居場所得て咲く水中花 加藤ひかり/水中花の俳句 おみやげの窓辺にやさし水中花 吉田静代/水中花の俳句 水中花浮べて独り楽しめる 橘川 重/水中花の俳句 ウインドーのコツプ華やぐ水中花 戸本文雄/水中花の俳句 水中花秘めたる愛の小宇宙 池下よし子/水中花の俳句 水漕に水中花だけ翁住む 山本とも江/水中花の俳句 水中花開くを見ての稚児拍手 山本宏子/水中花の俳句 水中花小魚泡とたわむるる 若林柾矢/水中花の俳句 水中花開きてあぶく二三条 小林圭子/水中花の俳句 何気なく置く貝がらと水中花 松葉律子/水中花の俳句 水中花傾きしまま咲かせをり 森永隆子/水中花の俳句 ひもすがら人目はなさぬ水中花 青木菅子/水中花の俳句 泡抱いて見事に開く水中花 川口善美/水中花の俳句 水動き水にまかせし水中花 川崎孝二/水中花の俳句 水面で屈曲したる水中花 前川嘉風/水中花の俳句 レストランメニューウィンドー水中花 足立友彦/水中花の俳句 水中花水のゆらせて花開く 中山泰山/水中花の俳句 水中花水に力の生れけり 中田きみ江/水中花の俳句 水中花あぶくふきつつ開きけり 田川 栄/水中花の俳句 水中花小さき器に小さく咲く 山田行恵/水中花の俳句 灯明りに水の精めく水中花 東嘉子