07-c-05
[季節] 晩夏を主に三夏(7月を主に5月から7月)地理季題
[季題] 滝(たき)
[副題] 大滝(おほだき/おおだき) 滝しぶき(たきしぶき)
滝音(たきおと) 滝壷(たきつぼ)
神の滝(かみのたき) 那智の滝(なちのたき)
滝見(たきみ) 滝道(たきみち)
瀑布(ばくふ)
華厳の滝(栃木県)・那智の滝(和歌山県)などの雄大な滝から山道で出会う小滝まで滝にはそれぞれの趣がある。
滝壺付近に立てば肌にせまる
涼しさを覚える。
滝が季語となったのは近代に
なってからのこと。
滝の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記 July haiku a glossary of seasonal words for haiku poets noda yutaka/[季節] 晩夏を主に三夏(7月を主に5月から7月)地理季題[季題] 滝(たき)[副題] 大滝(おほだき/おおだき) 滝しぶき(たきしぶき)滝音(たきおと)滝壷(たきつぼ)神の滝(かみのたき)那智の滝(なちのたき)滝見(たきみ)滝道(たきみち)瀑布(ばくふ)▼副題『大滝』の例句へ▼副題『滝しぶき』の例句へ▼副題『滝音』の例句へ▼副題『滝壷』の例句へ▼副題『神の滝』の例句へ▼副題『那智の滝』の例句へ▼副題『滝見』の例句へ▼副題『滝道』の例句へ▼副題『瀑布』の例句へ華厳の滝(栃木県)・那智の滝(和歌山県)などの雄大な滝から山道で出会う小滝まで滝にはそれぞれの趣がある。滝壺付近に立てば肌にせまる涼しさを覚える。滝が季語となったのは近代になってからである。/滝の俳句 百尺てふ滝を俯瞰のゴンドラに 西ア佐知/滝の俳句 毘沙門天斎く霊地の男滝かな 横田寿賀子/滝の俳句 法螺の音の響く羽黒の滝行者 姉歯義ひろ/滝の俳句 吊橋を渡る眼下に滝二つ 稲福昌一/滝の俳句 瀧の上の水落つ雲を走らせて 貫野浩/滝の俳句 豪雨過ぎ俄か滝見ゆ熊野道 若林柾矢/滝の俳句 せせらぎを登れば展け不動滝 南部静季/滝の俳句 豪快な滝を仰ぎて黙しをり 松山寿美/滝の俳句 百選の六甲の水滝と落つ 吉野濃菊/滝の俳句 山水の音を集めて滝となる 及川輝子/滝の俳句 怖ごわと二の滝三の滝へ行く 松阪久美子/滝の俳句 一筋の滝もかぞへて四十八 倉田四郎/滝の俳句 滝に来てマイナスイオン全身に 牧田富子/滝の俳句 海に向く滝に沿ひをる海難碑 和泉清一/滝の俳句 一の瀧二の瀧比良の峯険はし 橋本正勝/滝の俳句 勢ひ落つ修験の滝として今に 辻多津子/滝の俳句 滝落ちて泡の造形たたみこむ 阿形公枝/滝の俳句 風受けてしわれる滝の輝けり 井川芳子/滝の俳句 鬱蒼の山の斜面に光る滝 奥田不二子/滝の俳句 三筋落つ音羽の滝の霊気かな 岸野幸子/滝の俳句 山深く隠れ滝とや眼交ひに 古川春美/滝の俳句 ゆるやかに連なり落下白糸の滝 戸本文雄/滝の俳句 世を遠く滝滔滔と別天地 山田和江/滝の俳句 滝裏の水簾透かし向う岸 山本青水/滝の俳句 巨岩組む青女の滝の今もなほ 松葉律子/滝の俳句 圧巻は華厳の滝の水柱 川上真太郎/滝の俳句 百選てふ滝の轟きおのづから 大畠宮子/滝の俳句 溢れ落つ滝の一途に響動せり 竹中三津子/滝の俳句 清水の地やさしき法の滝なりし 中田きみ江/滝の俳句 人の世の小さしと思ふ瀧仰ぐ 長谷山由実/滝の俳句 瀧の軸かけてしのぐや昨日今日 津田喜美