07-c-01
[季節] 晩夏(7月) 地理季題
[季題] 青田(あをた/あおた)
[副題] 青田風(あをたかぜ/あおたかぜ)
青田道(あをたみち/あおたみち)
青田波(あをたなみ/あおたなみ)
田植をした苗が生長すると田全体が青々と見える。
初めは田水が見えていたものがだんだんと見えなくなってくる。
風が吹き渡ると稲が揺れ見るからに清々しい感じとなる。
古くはその青田に入って田草を取る人たちがいたが近年では除草薬の使用により草取をする人を見かけることがなくなった。
青田の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記 July haiku a glossary of seasonal words for haiku poets noda yutaka/[季節] 晩夏(7月)地理季題[季題] 青田(あをた/あおた)[副題] 青田風(あをたかぜ/あおたかぜ)青田道(あをたみち/あおたみち)青田波(あをたなみ/あおたなみ)▼副題『青田風』の例句へ▼副題『青田道』の例句へ▼副題『青田波』の例句へ田植をした苗が生長すると田全体が青々と見える。初めは田水が見えていたものがだんだんと見えなくなってくる。風が吹き渡ると稲が揺れ見るからに清々しい感じとなる。古くはその青田に入って田草を取る人たちがいたが近年では除草薬の使用により草取をする人を見かけなくなった。/青田の俳句 一望の青田名代の米どころ 西ア佐知/青田の俳句 噴く浅間山ふところの青田かな 辻多津子/青田の俳句 分葉の葉先鋭き青田かな 西村舟津/青田の俳句 ローカル線夜の青田に灯を残し 飯岡良一/青田の俳句 蔵王の水の育む青田かな 姉歯義ひろ/青田の俳句 一望の青田に風の生れけり 土井木賊/青田の俳句 一村に月遊ばせる青田かな 青木菅子/青田の俳句 鐘撞くや青田の風に段々と 高橋泉也/青田の俳句 眼の届く限りの青田米どころ 南部静季/青田の俳句 風の道波となりたる青田かな 伊藤悦子/青田の俳句 夕映えのあまねく照らす青田原 松宮育子/青田の俳句 一枚のビルの挟間の青田かな 松葉律子/青田の俳句 改良の成りて展けし青田かな 森本順子/青田の俳句 見渡せば青田に継ぎ目なかりけり 梅田澄子/青田の俳句 千枚の青田が映す千の空 武田愛女/青田の俳句 湖の里棚田の里の青田かな 貫野 浩/青田の俳句 曲り家の前に広ごる青田かな 迫間喜美子/青田の俳句 眼に優し街の一隅青田かな 吉岡英子/青田の俳句 山下り眩しき青田広ごれり 原口澄子/青田の俳句 青田中ピアノの調べ学舎から 山口広子/青田の俳句 空映す所もなくて青田なる 山口美琴/青田の俳句 白鷺の群れてをりけり大青田 小川比呂/青田の俳句 見霽かす青田の中の一軒家 小川和子/青田の俳句 畔を行く青田のあおに癒やされて 松村和子/青田の俳句 白鷺の一羽ついばむ青田かな 堤千鶴子/青田の俳句 豆腐屋の喇叭の渡る青田かな 土屋 勝/青田の俳句 ふる里と見紛ふ青田つづきけり 藤本春苑/青田の俳句 見はるかす青田の中の鷺一羽 福島二美/青田の俳句 朝風に峡の青田を見る農夫 本郷智子/青田の俳句 さゆれては一気に摩く青田かな 田中確子/青田の俳句 人一人見えぬ近江の青田かな 野田ゆたか