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[季節] 晩夏(7月)        時候季題
 
[季題] 夏の果(なつのはて)
 
[副題] 逝く夏(ゆくなつ)   夏逝く(なつゆく)
    夏終る(なつをはる/なつおわる)
    夏行く(なつゆく)  夏果つ(なつはつ)
 
 
   副題『逝く夏』の例句へ 副題『夏終る』の例句へ
 
 夏の終わりのこと。
 
 
 日本の詩歌の伝統では去り行く季節を惜しむのは春秋だけのものであった。
 
  しかし行動的な季節であり夏の海山のシーズンが去ることを惜しむ心を詠む季題として「夏の果」という新しい季題が近年生まれてきた。
 
  「夏惜しむ」も同意語となると思われるが夏惜しむの佳句は見あたらない
夏の果の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記 July haiku a glossary of seasonal words for haiku poets noda yutaka/[季節] 晩夏(7月)時候季題[季題] 夏の果(なつのはて)[副題] 逝く夏(ゆくなつ)夏逝く(なつゆく)夏終る(なつをはる/なつおわる)夏行く(なつゆく)夏果つ(なつはつ) ▼副題『逝く夏』の例句へ▼副題『夏終る』の例句へ 夏の終わりのこと。日本の詩歌の伝統では去り行く季節を惜しむのは春秋だけのものであった。しかし行動的な季節であり夏の海山のシーズンが去ることを惜しむ心を詠む季題として「夏の果」という新しい季題が近年生まれてきた。「夏惜しむ」も同意語となると思われるが夏惜しむの佳句は見あたらない/夏の果の俳句 貸ボート裏返されて夏の果 宇都宮美智子/夏の果の俳句 砂浜にサンダルひとつ夏の果て 橘川重/夏の果の俳句 よく笑ひよく学びもし夏果てる 清水恵山/夏の果の俳句 賑はへり土佐志那禰さま夏果つる 川口善美/夏の果の俳句 牧場の牛の寝そべる夏果つる 池下よし子/夏の果の俳句 夏果つる出湯の宿のバイキング 湯沢正枝/夏の果の俳句 反原発者あまた居し夏果つる 野田ゆたか