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[季節] 仲夏(6月)         植物季題

[季題] 蓮の浮葉(はすのうきは)

[副題] 銭荷(せんか)  浮葉(うきは)

    蓮の巻葉(はすのまきは)
 
 
 蓮の新しい葉は根茎から出てしばらく水面に浮いている。水上を切って宙に出るまで状態をいう。

 丸く小さく浮いているが中国では銭に似ているといい銭荷という。

 この葉が水面を被い強い風に片葉を立てているさまなどには趣がある。
 季節の花300 より
蓮の浮葉の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか編纂6月の植物俳句のページです。例句は、松尾芭蕉を覗き現在活動中の作家の皆さんの句を取り上げています。[季節]仲夏を主に三夏(6月を主に5月から7月)植物季題[季題]蓮の浮葉(はすのうきは)[副題]銭荷(せんか)浮葉(うきは)蓮の巻葉(はすのまきは)蓮の新しい葉は根茎から出てしばらく水面に浮いている。水上を切って宙に出るまで状態をいう。丸く小さく浮いているが中国では銭に似ているといい銭荷という。この葉が水面を被い強い風に片葉を立てているさまなどには趣がある。<例句>▼浮羽の俳句 旬日に浮葉は濠をおほふべし 舘野翔鶴▼せんかの俳句 銭荷まだ余白の水に空映し 西ア佐知▼銭荷の俳句 一線を画す湖面の銭荷かな 門田窓城▼蓮浮葉の俳句 曙やモネの絵になる蓮浮葉 松井芳朗▼蓮浮葉の俳句 蓮浮葉波打つ風のありにけり 堀口まゆみ▼蓮浮葉の俳句 蓮浮葉揺るるは鯉の通り道 清水恵山▼浮葉の俳句 風波の止みし浮葉の静寂かな 野田ゆたか