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[季節] 仲夏(6月)         植物季題

[季題] 萱草の花(かんざうのはな/かんぞうのはな)

[副題] 忘草(わすれぐさ)  忘憂草(わすれぐさ)
 
 
 原野や山間に自生する高さ70cmくらいの多年草で宿根から叢生した茎は細長く柔らかく剣状の葉を持つ。

 葉間から伸ばした花茎に鬼百合に似た黄赤色の重弁花を開く。

 花は昼間だけ開き夜はしぼむ一日花。

 八重の花のものが藪萱草であり一重の花のものが野萱草である。

 古名の忘草の名は「憂愁を忘れる草」という中国の言い伝えからきているいわれている。 
季節の花300 より 
萱草の花の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか編纂6月の植物俳句のページです。例句は、松尾芭蕉を覗き現在活動中の作家の皆さんの句を取り上げています。[季節] 仲夏を主に三夏(6月を主に5月から7月)植物季題[季題] 萱草の花(かんざうのはな/かんぞうのはな)[副題] 忘草(わすれぐさ)忘憂草(わすれぐさ)原野や山間に自生する高さ70cmくらいの多年草で宿根から叢生した茎は細長く柔らかく剣状の葉を持つ。葉間から伸ばした花茎に鬼百合に似た黄赤色の重弁花を開く。花は昼間だけ開き夜はしぼむ一日花。庭などで見かける八重のものが藪萱草であり一重のものが野萱草である。古名の忘草の名は「憂愁を忘れる草」という中国の言い伝えからきているいわれている。<例句>▼野萱草の俳句 田の神を祀る祠の野萱草 姉歯義ひろの俳句▼野萱草の俳句 独り行く荒野に咲きし野萱草 阿部和雄の俳句▼萱草の俳句 海女の墓萱草の咲く向き向きに 橋本幸子の俳句▼萱草の俳句 朝一に誇らし咲きし萱草かな 津田喜美の俳句▼忘草の花の俳句 古井戸の手押しポンプや忘草 湯沢正枝の俳句▼萱草の花の俳句 萱草の花も萎めば寂しき夜 橋本幹夫の俳句