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[季節] 仲夏(6月)         植物季題

[季題] 杜若(かきつばた)

[副題] 燕子花(かきつばた)
 

 水辺・湿地に群生するアヤメ科の多年草で地下に長い根茎を持つ。

 葉は剣状にとがり長さ30〜70cm。

 初夏に叢生した葉の中央から花茎を伸ばし茎頭に濃紫色の花を開く。

 花は「いずれ菖蒲か杜若」といわれるように菖蒲の花に似ているが杜若には三枚の外花破片の中央に一本象牙色の線がある。
かきつばたの俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか編纂6月の植物俳句のページです。例句は、松尾芭蕉を覗き現在活動中の作家の皆さんの句を取り上げています。 [季節]仲夏を主に三夏(6月を主に5月から7月)植物季題[季題]杜若(かきつばた)[副題]燕子花(かきつばた)水辺・湿地に群生するアヤメ科の多年草で地下に長い根茎を持つ。高さ40〜90cmで、葉は剣状にとがり長さ30〜70cm。初夏に叢生した葉の中央から花茎を伸ばし茎頭に濃紫色の花を開く。花は「いずれ菖蒲か杜若」といわれるように菖蒲の花に似ているが杜若には三枚の外花破片の中央に一本象牙色の線がある。<例句>▼杜若の俳句 杜若われに発句のおもひあり 松尾芭蕉の俳句▼かきつばたの俳句 絹の雨在五好みし杜若 西ア佐知の俳句▼杜若の俳句 杜若接写レンズの濃むらさき 高橋泉也の俳句▼杜若の俳句 お茶室へ架かる石橋杜若 近藤清女の俳句▼燕子花の俳句 燕子花織部の花器の青深む 有馬やよこの俳句▼杜若の俳句 紫に染まる林泉杜若 奥田不二子の俳句▼カキツバタの俳句 杜若にほふ八つ橋なりしかな 野田ゆたかの俳句