06-g-36
007.gif
[季節] 仲夏(6月)              植物季題

[季題] 山梔子の花(くちなしのはな)

[副題] なし。
 
 
  多くは庭木として植栽され香気のある直径5〜6センチの白色の六弁又は八弁の花が咲く。
 
 蕾の花弁は螺旋状に巻いていて螺旋状がほどけてくると甘い香りがしてくる。
 
 俳句で単に「山梔子」と詠むと「実」をさすことになり秋の季題となる。
 
 花の文字を省いてもよいが花であることがわかるように詠む必要がある。
山梔子の花の俳句 June gardenia 清月俳句歳時記/野田ゆたか編纂6月の植物俳句のページです。例句は、松尾芭蕉及び引鶴作品・清月作品から抽出しています。[季節] 仲夏(6月)植物季題[季題] 山梔子の花(くちなしのはな)[副題] なし。多くは庭木として植栽され香気のある直径5〜6センチの白色の六弁又は八弁の花が咲く。蕾の花弁は螺旋状に巻いていて螺旋状がほどけてくると甘い香りがしてくる。俳句で単に「山梔子」と詠むと「実」をさすことになり秋の季題となるので花であることがわかるように詠む必要がある。・くちなしの花の俳句 かわたれの庭山梔子の白きより 西ア佐知・くちなしの花の俳句 山梔子の花錆びてなほ灰かの香 長嶺勇・山梔子の花の俳句 山梔子の活けし一輪香り満つ 細谷康子・山梔子の花の俳句 山梔子の螺旋に潜む白さかな 池田幸恵・くちなしの花の俳句 くちなしの真白き花の清らかに 吉本昌女・山梔子の花の俳句 山梔子の花や黒髪切りし女 橋本幹夫・山梔子の花の俳句 山梔子の花腐しゆく雨の日々 野田ゆたか 俳句で単に「山梔子」と詠むと「実」をさすことになり秋の季題となる。花の文字を省いてもよいが花であることがわかるように詠む必要がある。