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[季節] 仲夏を主に三夏(6月を主に5月から7月)植物季題
 
[季題] 緑蔭(りよくいん/りょくいん)
 
[副題] なし
 

 青葉や若葉の下または明るい林や大樹の涼しげな木蔭をいう。
 
 緑が茂った木蔭で涼しさを感じさせる。
 
 広がった影のところどころに木洩日が落ち風が木々をそよがせ涼を感じられる心地よくくつろげる憩いの場所となる。
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緑蔭の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記 June haiku a glossary of seasonal words for haiku poets noda yutaka/[季節] 仲夏を主に三夏(6月を主に5月から7月)植物季題[季題] 緑蔭(りよくいん/りょくいん)[副題] なし。青葉や若葉の下または明るい林や大樹の涼しげな木蔭をいう。緑が茂った木蔭で涼しさを感じさせる。広がった影のところどころに木洩日が落ち風が木々をそよがせ涼を感じられる心地よくくつろげる憩いの場所となる。/緑蔭の俳句 貴妃の湯を浴すと列や緑蔭に 舘野翔鶴/緑蔭の俳句 緑蔭の広さに見上ぐ楠大樹 西ア佐知/緑蔭の俳句 緑蔭に吟行の昼円居して 吉井竹志/緑蔭の俳句 緑蔭のベンチの孤独愛しめり 稲福昌一/緑蔭の俳句 緑蔭の木洩日踏みて男坂 松山寿美/緑蔭の俳句 大緑蔭支ふ其所此所太き幹 門田窓城/緑蔭の俳句 緑蔭に角重たげな鹿の群れ 森戸しうじ/緑蔭の俳句 緑蔭を透して夕日落ちんとす 大西吉子/緑蔭の俳句 緑蔭を見知らぬ人と分ち合ふ 長嶺 勇/緑蔭の俳句 緑蔭の広さに憩ふ遊子かな 能口和子/緑蔭の俳句 緑陰に残る晶子の歌碑白し 飯岡良一/緑蔭の俳句 緑陰の径に歩調の緩みけり 布野壽/緑蔭の俳句 緑蔭に来て出逢ひたる風の道 吉野濃菊/緑蔭の俳句 緑蔭でおしゃべり続くいつまでも 橋本照子/緑蔭の俳句 緑蔭や睡魔に克てぬ読書かな 戸本文雄/緑蔭の俳句 緑陰の深き古刹の廊閑か 高橋泉也/緑蔭の俳句 大緑蔭権現様の鎮座さる 今関晴雄/緑蔭の俳句 緑蔭や魯迅故居とてつゝましく 山田行恵/緑蔭の俳句 楡の木の広き緑蔭一人占め 山本青水/緑蔭の俳句 緑蔭にバス停移しありにけり 酒井牧人/緑蔭の俳句 緑蔭に立つ親鸞の行脚像 森本順子/緑蔭の俳句 緑蔭に座して眺むる古戦場 小林圭子/緑蔭の俳句 名園の緑蔭に居て城仰ぐ 水野惠以/緑蔭の俳句 緑蔭や風吹き抜けて老二人 阿部和雄/古戦場の俳句 緑蔭やゆきつもどりつ乳母車 綾井 美/緑蔭の俳句 緑陰を流れ出る水苑巡る 加納幸子/緑蔭の俳句 狭庭にも小さき緑蔭見つけをり 菊田静子/乳母車の俳句 やさしさや緑蔭にあり乳母車 吉田静代/緑蔭の俳句 満目の緑に坐る風車村 橋本正勝/緑蔭の俳句 緑蔭に弾みし話題つきぬまま 山田笑子/古戦場の俳句 緑蔭や古戦場碑の鎭もりて 森永隆子/緑蔭の俳句 緑陰の程よき石に身を預け 藤本春苑/緑蔭の俳句 緑蔭に憩ふ庭師や国訛 清水恵山/緑蔭の俳句 緑蔭に遊歩仲間の憩ひけり 前川嘉風/緑蔭の俳句 緑蔭に媼の話さんざめく 前田みのる/緑蔭の俳句 緑陰に味噌なめ地蔵由来聞く 大畠宮子/緑蔭の俳句 緑蔭にすずめと鳩と乳母車 池下よし子/緑蔭の俳句 緑蔭をアトリエとして似顔絵師 池田幸恵/緑蔭の俳句 宮の楠大緑蔭に菅を選る 竹内恵美子/車椅子の俳句 車椅子緑蔭求め湖の道 長谷山順江/緑蔭の俳句 緑蔭をもとめて鳩の集いけり 堤千鶴子/緑蔭の俳句 緑陰に入りて和むや句ともがら 田中雍子/緑蔭の俳句 緑蔭の守りし古墳の幾世紀 野田ゆたか