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[季節] 仲夏(6月)         植物季題

[季題] 実梅(みうめ)

[副題] 青梅(あをうめ/あおうめ)
 
 
 梅の実は青く太ったところを落として収穫する。
 
 実梅は黄熟した実との解釈があるが俳句では実梅といっても青梅といっても同じで梅干・梅酒・梅酢などに用いられる青い実である。
 
 実が葉と同じ色なので葉の中の実梅は目に付きにくくじっと見ていると一つ二つと見えてきたりする。
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実梅の俳句 清月俳句歳時記6月の植物俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 仲夏の俳句 6月の俳句 植物季題 [季題] 実梅(みうめ) [副題] 青梅(あをうめ/あおうめ) 梅の実は青く太ったところを落として収穫する。実梅は、黄熟した実との解釈があるが、俳句では実梅といっても青梅といっても同じで梅干・梅酒・梅酢などに用いられる青い実である。実が葉と同じ色なので、葉の中の実梅は目に付きにくく、じっと見ていると一つ二つと見えてきたりする。 梅売りの俳句 初春先酒に梅売にほひかな 松尾芭蕉 梅は実にの俳句 学問の宮の絵馬古り梅は実に 西ア佐知 実梅の俳句 一族の悲運悼めば実梅落つ 西川寿賀子 実梅の俳句 荒筵敷きて実梅の庭となる 稲福昌一 梅は実にの俳句 宿場町たりしは昔梅は実に 松阪久美子 梅は実にの俳句 参道のせせらぎに添ひ梅は実に 宇都宮美智子 青梅の俳句 青梅と銘の練切り紅ほのか 小笠原ひろみ 実梅の俳句 大笊に盛られ不揃ひなる実梅 山中明石 実梅の俳句 この谷も彼の山もまた実梅かな 山田行恵 実梅の俳句 実梅の俳句実梅椀ぐ巫女搦やかなポニーテール 山本とも江 実梅の俳句 実梅?ぐ思案決らぬ昨日今日 竹中三津子 青梅の俳句 青梅を漬けて安堵の朝茶かな 有馬やよこ 梅は実にの俳句 移ろへる季節紡ぎて梅は実に 池田幸恵 青梅の俳句 青梅の落ちたる庭の広さかな 津田鴻林 梅は実にの俳句 山里に残る九戸や梅は実に 藤戸寿枝 梅は実にの俳句 梅は実にの古刹久に訪ふ 能口和子 青梅の俳句 初初しほんのり紅き青梅かな 阿部和雄 実梅の俳句 雨霽れて夫の手伝い実梅椀ぐ 加藤美津子