06-g-24
[季節] 仲夏を主に三夏（６月を主に５月から７月）植物季題
[季題] 夏草（なつくさ）
[副題] なし。
野山や路傍に生い茂る夏の草である。
強い日射しのもとに青々と生い茂る草をいう。
大地を覆う草の群生は生命力に溢れている。
目にしみるような草色は爽快感に満ちている。
夏草の俳句 清月俳句歳時記／野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記 June haiku a glossary of seasonal words for haiku poets noda yutaka／[季節] 仲夏を主に三夏（６月を主に５月から７月）植物季題[季題] 夏草（なつくさ）[副題] なし。野山や路傍に生い茂る夏の草である。強い日射しのもと青々と生い茂る草をいう。大地を覆う草の群生は生命力に溢れている。目にしみるような草色は爽快感に満ちている。／夏草の俳句 夏草や兵共がゆめの跡 松尾芭蕉／夏草の俳句 夏草とわかる緑や火口壁 舘野翔鶴／夏草の俳句 夏草や世界遺産の歴史秘め 稲福昌一／夏草の俳句 夏草を刈らる門跡自ずから 林 雄次郎／夏草の俳句 夏草の墳丘覆ふ皇子の墓 橋本幹夫／夏草の俳句 トンネルを抜けて夏草匂ひ立つ 木村宏一／夏草の俳句 夏草や隠れて見えぬ石地蔵 後藤允孝／夏草の俳句 道標や夏草分けてたしかむる 水野惠以／夏草の俳句 夏草や文字の薄れし碑が二つ 加藤哲夫／夏草の俳句 夏草や山崎合戦いくさ跡 松宮育子／夏草の俳句 夏草や北前船の大錨 高橋泉也／夏草の俳句 夏草に道狭められ犬散歩 山中明石／夏草の俳句 夏草やタイムスリップ平城肚 小川和子／夏草の俳句 夏草や互いにからみ伸びゆかん 松村和子／夏草の俳句 逞しくわが手に負へず夏の草 森島緋紗汀／夏草の俳句 夏草や終着駅の風にほふ 池下よし子／夏草の俳句 夏草や苔むす塚の纂書文字 森本順子／夏草の俳句 夏草や石に戻りし石仏 石崎そうびん／夏草の俳句 刈られてもすぐに芽を持ち夏の草 野田ゆたか