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[季節] 仲夏(6月)        植物季題

[季題] 苔の花(こけのはな)

[副題] 花苔(はなごけ)
 
 
 苔は湿地や森の中の樹皮や庭先の水を多用するところなどに生える。
 
 これらの苔は梅雨のころ湿った地に張りつくように繁茂する。
 
 苔の花といわれるのは実際には花ではなく雌雄の紫や白の生殖細胞の入った器托という傘状のものでありそれが花のように見える。
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苔の花の俳句 清月俳句歳時記6月の植物俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 仲夏の俳句 6月の俳句 植物季題 [季題] 苔の花(こけのはな) [副題] 花苔(はなごけ) 苔は湿地や森の中、樹皮、庭先の水を多用するところなどに生える。これらの苔は、梅雨のころ、湿った地に張りつくように繁茂する。 苔の花といわれるのは実際には花ではなく、雌雄の紫や白の生殖細胞の入った器托という傘状のものであり、それが花のように見える。 苔の花の俳句 寺歴知る石は語らず苔の花 西ア佐知 苔の花の俳句 石庭の島を彩る苔の花 吉井竹志 苔の花の俳句 苔の花咲いて風化の泣き地蔵 若林柾矢 苔の花の俳句 寺の奥そばたつ岩や苔の花 土井木賊 苔の花の俳句 門川の土橋板橋苔の花 松阪久美子 苔の花の俳句 名刹の句碑どころなり苔の花 橋本幸子 苔の花の俳句 柴垣の囲む奥庭苔の花 加藤ひかり 苔の花の俳句 霊山の祈り場寂れ苔の花 加藤美津子 花苔の俳句 花苔や指差すへんろ道標 栗林清瑶 苔の花の俳句 野仏の膝の丸さよ苔の花 山本とも江 苔の花の俳句 苔の花いよいよ碑文読みがたき 市原遊亀 苔の花の俳句 走り根の伸び重なるや苔の花 小林圭子 苔の花の俳句 公園の日影の隅や苔の花 庄司典子 苔の花の俳句 木洩日を返し輝く苔の花 松宮育子 苔の花の俳句 空睨む火焔不動や苔の花 西岡甲子 苔の花の俳句 小流れの小さき石にも苔の花 川崎郁子 苔の花の俳句 市松に飾る敷石苔の花 中野千江子 苔の花の俳句 鎮もれる庭にキラリと苔の花 梅田澄子 苔の花の俳句 木洩日の影穏やかに苔の花 野田ゆたか