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[季節] 仲夏(6月)         植物季題

[季題] (あふひ/あおい)

[副題] 立葵(たちあふひ/たちあおい)
    花葵(はなあふひ/はなあおい)
    銭葵(ぜにあふひ/ぜにあおい)
 
 
 俳句で葵として詠まれているものの多くは立葵の花である。
 
 茎は直立して枝がなく2メートル以上にもなる。
 
 下から順に5弁の花を開き梢まで咲き登る。
 
 花色は豊富で濃紅・淡紅・白・紫などで美しく八重咲きもある。
 
 徳川家の家紋の葵は二葉葵を三枚に組み合わせ図案化したもので立葵とは別種です。
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季節の花300 より
葵の俳句 清月俳句歳時記6月の植物俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 仲夏の俳句 6月の俳句 植物季題 [季題] 葵(あふひ/あおい) [副題] 立葵(たちあふひ/たちあおい) 花葵(はなあふひ/はなあおい) 銭葵(ぜにあふひ/ぜにあおい) 俳句で葵として詠まれるのは、多くは立葵の花をさす。 茎は直立して枝がなく、2メートル以上にもなる。下から順に5弁の花を開き梢に至る。 花色は豊富で、濃紅・淡紅・白・紫などで美しく八重咲きもある。 徳川家の家紋の葵は、二葉葵を三枚組み合わせ図案化したもので別種です。 葵の俳句 風湿る午后大揺れの立葵 菊地茂吉 葵の俳句 ギャラリーの声援止まず立葵 水野良子 葵の俳句 家々に立葵咲く余呉百戸 杉橋てつ 葵の俳句 垣埋めて天突く勢ひ立葵 正木和子 葵の俳句 青空へ登り競へる葵かな 有馬たく 葵の俳句 雨上り傾き正し立葵 木村宏一 葵の俳句 日の影を生みし葵の風変る 野田ゆたか