06-f-31
[季節] 仲夏を主に三夏(6月を主に5月から7月)動物季題
[季題] 蜥蜴(とかげ)
[副題] なし。
爬虫類の一種で全長20cmくらい。ほぼ半分が尾。短い四脚を持つ。
草むらや石垣の隙間などにいて小虫を捕食する。
動作は敏捷で腹を地につけるようにして走る。
尾は切れやすく害を加えるものと対峙すると尾を切て尾を置いて逃げる。
切り離した尾は他の生き物のようにしばらくは動いている。
切れた尾は再生するが短い。
成体は一様に茶褐色であるが幼体は背に縦筋が走る黒色で尾が鮮やかな青色をしている。
幼体の色をさして青蜥蜴・瑠璃蜥蜴・縞蜥蜴などと呼ぶことがある。
蜥蜴の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか編纂6月の動物俳句のページです。例句は松尾芭蕉を覗き現在活動中の作家の皆さんの句を取り上げています。[季節]仲夏を主に三夏(6月を主に5月から7月)動物季題[季題]蜥蜴(とかげ)[副題]なし。爬虫類の一種で全長20cmくらいあり約半分が尾。短い四脚を持つ。草むらや石垣の隙間などにいて小虫を捕食する。動作は敏捷で腹を地につけるようにして走る。尾は切れやすく害を加えるものと対峙すると尾を切て尾を置いて逃げる。切り離した尾は他の生き物のようにしばらくは動いている。切れた尾は再生するが短い。成体は一様に茶褐色であるが幼体は背が縦筋が走る黒色で尾が鮮やかな青色をしている。幼体の色をさして青蜥蜴・瑠璃蜥蜴・縞蜥蜴などと呼ぶことがある。<例句>▼蜥蜴の俳句 蜥蜴出て震災の野をさ迷へり 稲福昌一の俳句▼とかげの俳句 細き舌ぴろぴろ出せる蜥蜴かな 前川嘉風の俳句▼蜥蜴の俳句 飛ぶやうに蜥蝪草の葉走りけり 岩井純子の俳句▼蜥蜴の俳句 蜥蜴這ふ世界遺産の石窟に 山田行恵の俳句▼とかげの俳句 木漏日の中に蜥蜴を見失ふ 清水恵山の俳句▼蜥蜴の俳句 講座中入り込む蜥蜴部屋騒然 山本青水の俳句▼蜥蜴の俳句 古戦場尾の無き蜥蜴たゞ逃ぐる 野田ゆたかの俳句