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[季節] 仲夏(6月)         動物季題

[季題] 軽鳧の子(かるのこ)

[副題] 軽鴨の子(かるがものこ)
 
 
 軽鴨の子のこと。軽鴨は5月頃に湖・沼・池などの水辺に巣を作り産卵して24日ほどで孵化する。

 孵化した雛は黄褐色で全身綿毛で被われているが育つにつれて全体が黒褐色となり胸と腹がクリーム色となる。

 軽鳧の子が親鳥の後を一列になって泳いだり岸に上がってヨチヨチ歩く姿はほほえましくて人の目をひく。
 
 軽鴨は留鳥で年中いるが夏に子育てをしているさまを目にすることが多いので俳句では夏の季題として取り上げられる。
軽鳧の子の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか編纂6月の動物俳句のページです。例句は松尾芭蕉を覗き現在活動中の作家の皆さんの句を取り上げています。[季節]仲夏を主に三夏(6月を主に5月から7月)動物俳句[季題] 軽鳧の子(かるのこ)[副題] 軽鴨の子(かるがものこ)軽鴨の子のこと。軽鴨は5月頃に湖沼池の水辺で産卵し24日ほどで孵化する。孵化した雛は黄褐色で全身綿毛で被われているが育つにつれて全体が黒褐色となり胸と腹がクリーム色となる。軽鳧の子が親鳥の後を一列になって泳いだり岸に上がってヨチヨチ歩く姿はほほえましくて人の目をひく。軽鴨は留鳥で年中いるが夏に子育てをしているさまを目にすることが多いので俳句では夏の季題として取り上げられる。<例句>▼軽鳧の子の俳句 歩を正し列を正して軽鳧の子ら 門田窓城▼軽鴨の親子の俳句 加茂川や軽鴨親子一列に 綾井 美▼軽鴨の子の俳句 軽鴨の子の夫々小さき水尾引きぬ 前川嘉風▼軽鳧の親子の俳句 町なかの軽鳧の親子を見て倦まず 伊藤悦子▼軽鴨の子の俳句 軽鴨の子の殿は振り向かず 橋本幹夫▼軽鴨の子の俳句 軽鴨の子や光るお濠のビル逆さ 清水恵山▼軽鳧親子の俳句 一列の縦隊となり軽鳧親子 戸本文雄