06-f-28
[季節] 仲夏を主に三夏(6月を主に5月から7月) 動物季題
[季題] 蟻地獄(ありぢごく/ありじごく)
[副題] あとすざり 擂鉢虫(すりばちむし)
薄翅蜉蝣の幼虫で体長1cmほど。体は土灰色又は淡紅色であり細い棘があり顎が大きい。
縁の下や松原などの乾いた砂の中に擂鉢状の穴を掘ってその底に潜み落ち込んでくる蟻や小昆虫を補食する。
蟻地獄の言葉はあがいても抜け出すことができない状態をさす言葉として用いられる。
蟻地獄の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか編纂6月の動物俳句のページです。例句は松尾芭蕉を覗き現在活動中の作家の皆さんの句を取り上げています。 [季節]仲夏を主に三夏(6月を主に5月から7月)動物季題[季題]蟻地獄(ありぢごく/ありじごく)[副題]あとすざり 擂鉢虫(りばちむし)薄翅蜉蝣の幼虫で体長1cmほど。体は地灰色又は淡紅色であり細い棘があり顎が大きい。縁の下や松原などの乾いた砂の中に擂鉢状の穴を掘ってその底に潜み落ち込んでくる蟻や小昆虫を補食する。蟻地獄の言葉はあがいても抜け出すことができない状態をさす言葉として用いられる。<例句>▼蟻地獄の俳句 堂下は慈悲の及ばず蟻地獄 西ア佐知の俳句▼蟻地獄の俳句 弥陀堂の陰に秘みし蟻地獄 稲福昌一の俳句▼蟻地獄の俳句 しやがみ込む親子の影に蟻地獄 林雄次郎の俳句▼蟻地獄の俳句 蟻地獄仏陀の声か風の音 三浦光芳の俳句▼蟻地獄の俳句 ▼蟻地獄の俳句 法の庭とは知らざるや蟻地獄 清水恵山の俳句▼蟻地獄の俳句 かくれんぼ見付けて突く蟻地獄 木村宏一の俳句▼蟻地獄の俳句 もがくほど術中に落ち蟻地獄 野田ゆたかの俳句