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[季節] 仲夏を主に三夏(6月を主に5月から7月)動物季題
 
[季題] 老鴬(らうあう/ろうおう)
 
[副題] 老鴬(おいうぐひす/おいうぐいす)
    夏鴬(なつうぐひす/なつうぐいす)
    残鴬(ざんあう/ざんおう)
    鴬老を鳴く(うくひすおいをなく/うぐいすおいをなく)

        副題『鴬老を鳴く』の例句へ
 
        副題『夏鴬』の例句へ

 夏の鴬を老鴬(ろうおう)という。
 
 高原や山岳地帯では夏になってもまだ大きな声で長く鳴いている。
 
 春を過ぎて繁殖のために山に上がってきて鳴いている鴬を老鴬というが老いた鴬のことではない。
 
 晩夏になり繁殖期を過ぎた鴬は鳴かなくなる。
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老鴬の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記 June haiku a glossary of seasonal words for haiku poets noda yutaka/[季節] 仲夏を主に三夏(6月を主に5月から7月)動物季題このページは例句のみを掲出しています。季題の『葭切』のページへ▼「葭切」の副題『葭雀』の例句へ[季節]仲夏を主に三夏(6月を主に5月から7月)動物季題 [季題]老鴬(おいうぐひす/おいうぐいす)[副題]老鴬(らうあう/ろうおう)夏鴬(なつうぐひす/なつうぐいす)乱鴬(らんあう/らんおう)残鴬(ざんあう/ざんおう)鴬老を鳴く(うくひすおいをなく/うぐいすおいをなく)夏鴬(なつうぐひす/なつうぐいす)▼副題『鴬老を鳴く』の例句へ▼副題『夏鴬』の例句へ 夏の鴬を老鴬という。高原や山岳地帯では夏になってもまだ大きな声で長く鳴いている。春を過ぎて繁殖のために山に上がってきて鳴いている鴬を老鴬というが老いた鴬のことではない。晩夏になり繁殖期を過ぎた鴬は鳴かなくなる。/老鴬の俳句 老鶯や昼は泣かざる夜泣石 舘野翔鶴/老鴬の俳句 老鶯や公達駈けし一の谷 西崎佐知/老鴬の俳句 一渓を統ぶ老鴬の鳴きっぷり 稲福昌一/老鴬の俳句 老鴬のしきりに鳴ける神の杜 松山寿美/老鴬の俳句 老鴬やひとり黙して石に腰 門田窓城/老鴬の俳句 老鴬の谺す磴やねねの寺 西村舟津/老鴬の俳句 御茶会の外は老鶯しきりなる 吉井竹志/老鴬の俳句 老鴬の次の声待つしじまかな 辻 多津子/老鴬の俳句 老鴬の鳴き切る後の一呼吸 林 雄次郎/老鴬の俳句 老鶯や人影のなき在所にて 貫野 浩/老鴬の俳句 藩廟の静か老鶯鳴くばかり 近藤清女/老鴬の俳句 鴬の老ひて小節の間合よき 竹中三津子/老鴬の俳句 老鶯や小流れに沿ふ苑径 奥田不二子/老鴬の俳句 老鴬の暮色の森に鳴き移る 若林柾矢/老鴬の俳句 老鶯や一息入れて次を待つ 清水恵山/老鴬の俳句 老鴬や石工石積.む詣道 宇都宮美智子/老鴬の俳句 老鶯や谷間の深き比叡坊 橋本正勝/老鴬の俳句 老鶯をきくべく山の温泉を予約 上舘イサ/老鴬の俳句 老鴬や何時か白慢の口笛を 南部静季/老鴬の俳句 老鶯やここ楠公のゆかり寺 土井木賊/老鴬の俳句 老鶯やゆっくりゆっくり峠越え  長嶺 勇/老鴬の俳句 老鶯の時おきて鳴く静寂かな 岩井純子/老鴬の俳句 雨の中老鶯鳴いて遠ざかる 岩間れい子/老鴬の俳句 老鶯に時の流れる休暇村 吉岡英平/老鴬の俳句 老鶯や宇陀の古町人見えず 石崎そうびん/老鴬の俳句 老鶯のおどろく近さ屋敷林 阿部陽子/老鴬の俳句 老鶯や北山杉の峠道 伊藤悦子/老鴬の俳句 老鶯や眼下に一望む神戸港 加藤ひかり/老鴬の俳句 老鶯やたゝみかけ来る峡の径 松宮育子/老鴬の俳句 老鴬や温泉の峡の鎭もりに 津田鴻林/老鴬の俳句 老鶯のたしかひと声雨の朝 辻本和子/老鴬の俳句 老鶯やいよよ退職日となりぬ 田中由美子/老鴬の俳句 老鶯の窓を開ければ木々の風 湯沢正枝/老鴬の俳句 老鶯の声降り注ぐ葬の列 加藤哲夫/老鴬の俳句 老鶯の杜に群雄割拠かな 橋本幹夫/老鴬の俳句 老鶯や激しく鳴くを見上げる樹 古堂周子/老鴬の俳句 透き徹る老鶯の声富士五合 戸本文雄/老鴬の俳句 老鶯や昼なほ昏き城の濠   高柳ゆうこ/老鴬の俳句 老鶯に挨拶交わす散歩道 佐藤花枝/老鴬の俳句 老鶯や礎石並びし大寺跡 佐藤美和子/老鴬の俳句 老鶯や風にざわめく雑木山 山口丘刀/老鴬の俳句 老鴬や一病持ちて屠を移す 山田行恵/老鴬の俳句 老鴬や水が美味しい陶の里 野田ゆたか