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[季節] 仲夏を主に三夏(6月を主に5月から7月) 動物季題

[季題] (うなぎ)

[副題] なし。
 
 
 日本へくる鰻は赤道直下の深海で生まれ細身のしらすとなって日本近海に来る。
 
 日本近海で黒色子鰻に生長し川をさかのぼって成魚となる。
 
 移動範囲が広く7〜8年淡水中で過ごすと海に下り産卵する。
 
 各地では孵化した白子鰻を捕獲して養殖する。
 
 天然鰻の漁期が夏であり一般の養殖鰻も夏の出荷が多いので鰻は夏の季題となる。
 
 「土用鰻」として多くが食べられる。
鰻の俳句 清月俳句歳時記6月の動物俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 仲夏を主に三夏(6月を主に5月から7月) 動物季題 [季題] 鰻(うなぎ) [副題] なし。 日本へくる鰻は、赤道直下の深海で生まれ、細身のしらすとなって日本近海に来て、発育して黒色小型の鰻となり、川を遡(さかのぼ)って成魚となる。移動範囲が広く、7、8年淡水中で過ごすと海に下り、産卵する。各地で白子鰻を捕獲し、養殖する。 天然鰻の漁期が夏であり、一般の養殖鰻も夏の出荷が多いので夏の季題となる。 「土用鰻」として多くが食べられる。 鰻の俳句 大鰻栖むてふ村の瀞碧し 高橋泉也 鰻の俳句 鰻割く姿も粋に六代目 駒田暉風 うなぎの俳句 土産に買ふ鰻は琵琶湖育ちてふ 水野恵以 鰻の俳句 鰻焼く匂ひ桟橋までとどく 川島踊子 うなぎの俳句 久に逢い友と鰻を囲みけり 大西吉子 鰻の俳句 自家製のたれあり白焼鰻買ふ 小笠原ひろみ うなぎの俳句 余業にも器用な男鰻割く 野田ゆたか