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[季節] 仲夏(6月を)        動物季題

[季題] 浮巣(うきす)

[副題] 鳰の浮巣(にほのうきす/におのうきす)
 
    鳰の巣(にほのす/におのす)

 
 鳰などが沼や湖の水に浮いている水草や蘆、蒲、真菰、蓮などの水生植物の茎を支柱にし藻などを利用して逆円錐形の巣を作る。
 
 水の増減に応じて巣も上下するので鷭や水鶏の巣のようにめったに水中に沈むことはない。
 
 親鳥は外敵が近づくと水草や藻を卵の上にかぶせて外から見えないようにする。
 
  ※ 鴨の巣、鷭の巣、水鶏の巣など「水鳥の巣」は浮巣とは言わず
   別題となる。
浮巣の俳句 清月俳句歳時記6月の動物俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 仲夏(6月を) 動物季題 [季題] 浮巣(うきす) [副題] 鳰の浮巣(にほのうきす/におのうきす) 鳰の巣(にほのす/におのす) 鳰などが沼や湖の水の上に浮いている水草や蘆、蒲、真菰、蓮などの水生植物の茎を支柱にし、藻などを利用して逆円錐形な巣に作る。 水の増減に応じて巣も上下するので、鷭や水鶏の巣のようにめったに水中に沈むことはない。親鳥は外敵が近づくと水草や藻を卵の上にかぶせて外から見えないようにする。 ※鴨の巣、鷭の巣、水鶏の巣など「水鳥の巣」は浮巣とはいわず別題となる。 浮巣の俳句 浮巣守る鳰の一声荒々し 伊藤悦子 浮巣の俳句 水嵩の増して浮巣の定まらず 橋本照子 浮巣の俳句 舟巡り期待の浮巣見当らず 貫野 浩 浮巣の俳句 浮巣より離れて鳰の潜りけり 前川嘉風 浮巣の俳句 浮巣見の舟よりさわぐ女かな 橋本正勝 浮巣の俳句 巣を離る鳰は卵に藻を掛けて 田川 栄 浮巣の俳句 豪雨去り浮巣の所在見あたらず 野田ゆたか