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[季節] 仲夏を主に三夏(6月を主に5月から7月)動物季題
 
[季題] (あり)
 
[副題] 蟻の道(ありのみち)
 
    蟻の塔(ありのたふ/ありのとう)
 
 
 炎天下に働き活動する蟻の姿は童話の世界では働き者の模範とされている。
 
 ふつう見かけるのは多くの働き蟻だけで女王蟻や雄蟻は朽木や地中の巣の中にいて滅多に人の目には触れない。
 
 その種類は実に多く我が国では約200種が発見されている。
 
 集団で生活し甘いものを好み強くて子供もよく育てる。
 
 働き蟻で1〜2年雌蟻で10年前後生きる。
 
 延々と列を作って進むことを「蟻の道」という。
 
 地面を掘って塚を作り巣を営むが、
 
これを「蟻の塔(蟻塚)」という。
 
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蟻の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記 June haiku a glossary of seasonal words for haiku poets noda yutaka/[季節]仲夏を主に三夏(6月を主に5月から7月)動物季題[季題]蟻(あり)[副題]蟻の道(ありのみち)蟻の塔(ありのたふ/ありのとう)炎天下に働き活動する蟻の姿は童話の世界では働き者の模範とされている。ふつう見かけるのは多くの働き蟻だけで女王蟻や雄蟻は朽木や地中の巣の中にいて滅多に人の目には触れない。その種類は実に多く我が国では約200種が発見されている。集団で生活し甘いものを好み強くて子供もよく育てる。働き蟻で1〜2年雌蟻で10年前後生きる。延々と列を作って進むことを「蟻の道」という。地面を掘って塚を作り巣を営むが、これを「蟻の塔(蟻塚)」という。/蟻の俳句 一匹の蟻渾身の骸曳く 村上唯志/蟻の道の俳句 塔礎超え来て蟻の道また真直ぐ 松山寿美/蟻の俳句 俯瞰図に這ふ蟻はらひ展望す 土井木賊/蟻の俳句 天が下広き寺苑を蟻自在 土舘イサ/蟻の俳句 餌を運ぷ蟻の道あり掃かでおく 佐藤美和子/蟻の俳句 蟻が曳くものを見てゐる木陰かな 奥野品子/蟻の列の俳句 行き交えば合図を交はす蟻の列 夏目泰果/蟻の俳句 蟻を追ふ目の輝きし幼子よ 八島厚子/蟻の道の俳句 横道に逸れることあり蟻の道   橋本幹夫/蟻の道の俳句 殿のすこし離れて蟻の道 橋本典子/蟻走るの俳句 蟻走る右へ左へ急ぎ足 岩間れい子/蟻の俳句 あめ玉に蟻のたかりて真つ黒に 吉本昌女/働き蟻の俳句 働き蟻何やら運ぶ大獲物 池下よし子/山蟻の俳句 山蟻の仏足石をなぞりけり 山本とも江/蟻の俳句 後醍醐の山陵へ蟻列正し 西岡甲子/蟻の俳句 捨て缶は磁石の如し蟻群るる 川崎孝二/蟻の列の俳句 何目当て厨に続く蟻の列 大場比奈子/蟻の道の俳句 裏戸から表戸までの蟻の道 古川春美/蟻の列の俳句 一と雨が来るぞ来るぞと蟻の列 野田ゆたか