06-d-15
[季節] 仲夏を主に三夏(6月を主に5月から7月)生活季題
[季題] 魚簗(やな)
[副題] 簗(やな) 魚簗番(やなばん)
魚簗守(やなもり) 魚簗壺(やなつぼ)
河川の瀬などに設けられる漁獲用の仕掛け。
川の流れを堰き止めその一箇所だけを開けて魚を誘い込み簀棚や筌で捕える。
主に鮎・鯉・鰻を対象とする。
近年は漁法が進化したり魚が少なくなったりして魚簗を見かけることも希となり稼働している魚簗は観光用がほとんどとなった。
※ 種鮎を捕る「上り梁(春)」、落鮎や落鰻などを捕る「下り簗(秋)」は、別題となる。
魚簗の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記 June haiku a glossary of seasonal words for haiku poets noda yutaka/[季節] 仲夏を主に三夏(6月を主に5月から7月) 生活季題[季題] 魚簗(やな)[副題] 簗打(やなうち)簗番(やなばん)簗守(やなもり)副題『魚簗壺』の例句へ 副題『魚簗番』の例句へ 河川の瀬などに設けられる漁獲用の仕掛け。川の流れを堰き止めその一箇所だけを開けて魚を誘い込み簀棚や筌で捕える。主に鮎・鯉・鰻を対象とする。近年は漁法が進化したり魚が少なくなったりして魚簗を見かけることも希となり稼働している魚簗は観光用がほとんどとなった。※ 種鮎を捕る「上り梁(春)」・落鮎や落鰻などを捕る「下り簗(秋)」は別題となる。/魚簗の俳句 魚簗の俳句 宰領は高きに指図簗かくる 舘野翔鶴/魚簗の俳句 簗ひと日休みて村に嫁の来る 貫野 浩/魚簗の俳句 簗撓み桜鰄のばかりなる 森本恭生/魚簗の俳句 日常を忘る吟行簗を見に 川島踊子/魚簗の俳句 魚簗漁に水を戻せるたもと番 古川春美/魚簗の俳句 簗近く糸を張りたる鷺威し 八木 徹/魚簗の俳句 水位計沈めて雨後の簗瀬かな 野田ゆたか