06-d-09
007.gif
[季節] 仲夏(6月)         生活季題
 
[季題] 田植(たうゑ/たうえ)
 
[副題] 田植笠(たうゑがさ/たうえがさ)
 
    田植唄(たうゑうた/たうえうた)
 
    田植機(たうゑき/たうえき)
 

   副題『田植唄』の例句へ 副題『田植機』の例句へ
 
 
 代掻がすんだ田へ早苗を植えること。
 
 地域によって差があるが以前は梅雨(6月)の季節に行われていたが最近では5月に植える地域が多くなっている。
 
 手植時代の田植は一家総出で郷内で日をずらしての助け合うなど大変な仕事であった。
 
 最近では植付機を用いるので自給用田圃であれば独りで短時間に植付けられるようになった。
 
09001001.jpg
写真 岩本和行氏撮影
 
 画面をクリックすると
    拡大します。
▼次へ
▼次へ
先頭へ
先頭へ
▼次へ
▼次へ
▲上へ
▲上へ
先頭へ
先頭へ
田植の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記 June haiku a glossary of seasonal words for haiku poets noda yutaka/[季節]仲夏(6月)生活季題[季題]田植(たうゑ/たうえ)[副題]田植笠(たうゑがさ/たうえがさ)田植歌(たうゑうた/たうえうた)▼副題『田植唄』の例句へ▼副題『田植機』の例句へ代掻がすんだ田へ早苗を植えること。地域によって差があるが以前は梅雨(6月)の季節に行われていたが最近では5月に植える地域が多くなっている。手植時代の田植は一家総出で郷内で日をずらしての助け合うなど大変な仕事であった。最近では植付機を用いるので自給用田圃であれば独りで短時間に植付けられるようになった。/田植の俳句 柴附し馬のもどりや田植樽 松尾芭蕉/田植の俳句 王陵の谷の水引き田を植うる 村上唯志/田植えるの俳句 干拓は明治の昔田を植うる 山口正秋/田植えるの俳句 黙々と塩害の地の田を植うる 稲福昌一/田植の俳句 田植終ふ里は耀やふ明るさに 吉井竹志/学習田植の俳句 子等楽し園の学習田を植うる 門田窓城/伊勢路の俳句 伊勢路はや見渡す限り田植中 松山寿美/田植時の俳句 溝川のさばしる裏戸田植時 西村舟津/田植待つの俳句 藁屋根を映して田植待つばかり 長嶺 勇/田植の俳句 雨意兆す風に田植の水光る 飯岡良一/千枚田の俳句 オーナーの集ひ千枚田を植うる 若林柾矢/田植終うの俳句 総出して日曜百姓田植終ふ 松阪久美子/田植の俳句 田植する馴れた手ぎはの農学部 新庄一雄/棚田の俳句 高きより植わる棚田や海光る 石崎そうびん/田植の俳句 猫の手となりに田植の里帰り 加藤ひかり/田植の俳句 田を植ゑてみづほの国の蘇へる 土屋 勝/田植の俳句 直線も曲線もあり田植かな 久保田昌子/田植の俳句 一枚となりし田を植ゑ老農夫 森戸しうじ/田植待つの俳句 張りし水静もり明日の田植待つ 山口丘刀/田植済むの俳句 田植すみ手直し手植する媼 松宮育子/田植の俳句 田植終へ静かに夜の雨を聞く 田中由美子/早苗の俳句 植女等の早苗受く手の真白なり 川崎郁子/田植の俳句 恐わ恐わと田植体験都会の子 加藤哲夫/田植の俳句 手際よし家族無言や田を植うる 池下よし子/田植の俳句 星ひとつ瞬きけふの田植了ふ 高橋泉也/田植冷えの俳句 腰痛に湿布の匂ふ田植冷え 加藤美津子/田植の俳句 田植すみ苗のひ弱き緑かな 久保田昌子/田植の俳句 街騒に負けぬ喚声田植の子 及川輝子/田植の俳句 町おこし田んぼアートの田植かな 山口美琴/田植の俳句 田植終へ駈けつけくれし子の夫婦 森島緋紗江/田植の俳句 田植待つ雲を浮かせて水鏡 清水恵山