06-d-08
007.gif
[季節] 仲夏(6月)              生活季題

[季題] 早苗(さなへ/さなえ)

[副題] 玉苗(たまなへ/たまなえ)
 
 
 苗代から田へ移し植えるころの稲の苗をいう。
 
 手植時代の苗は畦道に早苗篭が傾いていたり植える田の面へ間隔を置いて投げ入れられた早苗や早苗車や舟が見受けられた。
 
 機械植となった今日では機械用の苗箱に苗が育てられ一度に多くの苗箱を田植機にセットされて植付けられる。
 
 玉苗は美称。
早苗の俳句 清月俳句歳時記6月の生活俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 仲夏(6月) 生活季題 [季題] 早苗(さなへ/さなえ)  [副題] 玉苗(たまなへ/たまなえ) 苗代から田へ移し植えるころの稲の苗をいう。手植時代の苗は、畦道に早苗篭が傾いていたり、植える田の面へ間隔を置いて投げ入れられた早苗や早苗車や舟が見受けられたが、機械植えとなった今日では、機械用の苗箱に苗が育てられ、一度に多くの苗箱を田植機にセットされて植付けられる。玉苗は美称。 早苗の俳句 雨折々思ふ事なき早苗哉 松尾芭蕉 余り苗の俳句 田の隅に余り苗置きタきざす 中山泰山 早苗田の俳句 早苗田に八鬼連山の風渡る 東 嘉子 早苗田の俳句 早苗田の心安らぐ緑色 八島厚子 早苗田の俳句 早苗田に映る山並藍深く 鈴木芳子 早苗の俳句 早苗さげ天に近づく棚田かな 及川輝子 早苗の俳句 ふくよかにそよぎ早苗の風とほる 野田ゆたか