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[季節] 仲夏を主に三夏(6月を主に5月から7月)生活季題
 
[季題] 鵜飼(うがひ/うがい)
 
[副題] 鵜舟(うぶね) 鵜篝(うかがり)
 
    鵜匠(うじやう/うじょう)
 
 
 飼い慣らした鵜に鮎を獲らせる漁法。
 
 鵜飼は『古事記』『日本書紀』『万葉集』などにも見られ古くから各地で徒歩鵜飼・昼鵜飼・夜鵜飼などが行われていた。
 
 岐阜の長良川の鵜飼は有名で伝統を今に伝えている。
 
 鵜舟の舳で篝火を焚きそれが川面に反映する光景は幻想的で美しい。
 
 篝火効果のない満月の日・増水している日は鵜飼の休日となる。
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鵜飼の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記 June haiku a glossary of seasonal words for haiku poets noda yutaka/[季節] 仲夏を主に三夏(6月を主に5月から7月)生活季題[季題] 鵜飼(うかひ/うかい)[副題] 鵜舟(うぶね) 鵜篝(うかがり)鵜匠(うじやう/うじょう)飼い慣らした鵜に鮎を獲らせる漁法。鵜飼は『古事記』『日本書紀』『万葉集』などにも見られ古くから各地で徒歩鵜飼・昼鵜飼・夜鵜飼などが行われていた。岐阜の長良川の鵜飼は有名で伝統を今に伝えている。鵜舟の舳で篝火を焚きそれが川面に反映する光景は幻想的で美しい。篝火効果のない満月の日・増水している日は鵜飼の休日となる。/鵜舟の俳句 おもしろうてやがて悲しき鵜舟哉 松尾芭蕉/徒歩鵜飼の俳句 紀の国の闇の山河に徒鵜飼 舘野翔鶴/鵜篝の俳句 鵜篝の照らす鵜匠は女性なり 松宮育子/鵜篭の俳句 天守閣鵜飼篭火俯瞰して 吉井竹志/鵜飼の俳句 舟端を打ちて叱咤に鵜の競ひ 土井木賊/鵜匠の俳句 篝火の揺らぎ鵜匠の綱さばき 前川嘉風/鵜匠の俳句 鵜の氣性知りし鵜匠の縄さばき 若林柾矢/鵜舟の俳句 遠ざかる鵜舟包みて闇深し 伊藤悦子/鵜小屋の俳句 羽ばたきて鋭気満々鵜小屋かな 水野惠以/鵜飼の俳句 鵜飼果て嵐峡に闇もどりけり 田川 栄/鵜飼川の俳句 夜の絵巻果てて静もる鵜飼川 木津二郎/鵜飼の俳句 篝火の消えて鵜川の淋しけれ 加納幸子/鵜飼の俳句 鵜の宿に松明の薪積まれけり 山本青水/鵜飼の俳句 逸り鵜の手綱自在に捌きをり 村上唯志/鵜飼の俳句 先陣を競ひたる瀬を鵜舟行く 稲福昌一/鵜飼の俳句 船縁の殊に厳しき鵜の序列 石崎そうびん/鵜飼の俳句 鵜馴らしの優しき声の餌づけかな 清水恵山/鵜飼の俳句 幾筋も手綱たぐりて鵜を寄せり 堤千鶴子/鵜飼の俳句 疲鵜の手綱捌きて叱咤せる 野田ゆたか