06-c-01
[季節] 仲夏（６月） 地理季題
[季題] 植田（うゑた／うえた）
[副題] なし。
田植を終えて間もない田のことである。
苗は整然と列をなし水田に影を映している。
青く細い早苗の先が短くて出いる水面に雲や木立が映っていたりする。
１か月もすると青田となる。
植田の俳句 清月俳句歳時記6月の地理俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、平成２２年１月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 仲夏（６月） 地理季題 [季題] 植田（うゑた／うえた） [副題] なし。 田植を終えて間もない田のことである。苗は整然と列をなし、水田に影を映している。 青く細い早苗の先が短くて出いる水面に、雲や木立が映っていたりする。 １か月もすると青田となる。 植田の俳句 加賀なれや百万石の植田とは 西崎佐知 植田の俳句 日をとらへ植田の面の照り返す 西川寿賀子 植田の俳句 一斉に植田となりし伊賀盆地 池末あけみ 植田の俳句 映りたる朝日の植田まぶしめり 土井木賊 植田の俳句 植田道そこに止まりし救急車 南部静季 植田の俳句 柔かき色野に展ぐ植田かな 西村舟津 植田の俳句 釈迦堂の玻璃に植田の水明り 有馬たく 植田の俳句 昨日なく今朝は植田の散歩道 長嶺 勇 植田の俳句 棚ごとに雲移りゆく植田かな 大畠宮子 植田の俳句 由布岳のそびえを映す植田かな 青木菅子 植田の俳句 一枚の植田に月と母屋の灯 若林柾矢 植田の俳句 雲映す植田揺らして電車行く 池田幸恵 植田の俳句 余呉駅の四方の植田の眩しかり 長谷山由実 植田の俳句 湖までもつづく植田に日の光 辻本和子 植田の俳句 咋日とは打って変って大植田 福本良子 植田の俳句 鏡して植田千條正しけれ 門田窓城 植田の俳句 波刻む植田に映るもの揺るる 山本宏子 植田の俳句 千枚の植田抱きて阿蘇五岳 水野良子 植田の俳句 流れ雲浮かべし神の植田かな 野田ゆたか